付録D.15 CJMSPブローカーの状態監視
デバッグ,障害解析などによって,CJMSPブローカーを監視モードで起動する場合の手順について説明します。
この手順でCJMSPブローカーを再起動することによって,CJMSPブローカーを実行したコマンドプロンプト上にメトリクス情報が出力されます。
この監視状態を終了する場合には,「付録D.7 CJMSプロバイダサービスの開始(稼働中システムの再起動時)」を参照して,通常モードでCJMSPブローカーを再起動してください。
CJMSPブローカーの状態監視手順を次の図に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) プロセス前提条件
-
J2EEサーバプロセスが起動済みであること。
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CJMSPリソースアダプタが開始済みであること。
-
CJMSPブローカープロセスが起動済みであること。
-
アプリケーションが開始済みであること。
(2) 実行に必要な情報および補足説明
(A1)などの記述は,図中の記述と対応しています。
- (A1)
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特にありません。
- (A2)
-
- <ホスト名>:<ポート番号>
-
CJMSPブローカーを起動しているホスト名およびポート番号
CJMSPブローカーの起動時にポート番号を省略した場合にはデフォルトの7676が使用されています。その場合,-bオプションの指定は省略できます。
- (A3)
-
CJMSPブローカーのプロパティファイルは,<VAR_HOME>/instances/<インスタンス名>/props/config.propertiesに格納されています。
状態監視モードでCJMSPブローカーを起動する場合は,次のプロパティを設定してください。
なお,詳細はマニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「6.2.3 config.properties(CJMSPブローカー個別プロパティファイル)」を参照してください。
- imq.metrics.interval
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メトリクス情報をログとコンソールに出力する時間間隔を秒単位で指定します。
- (A4)
-
- <インスタンス名>
-
省略した場合は,デフォルトで「cjmsbroker」を使用します。
複数インスタンスを使用したい場合には,名称が重ならないように注意する必要があります。
重なる場合には,-nameオプションを指定し存在しない任意の名称を付与してください。
状態監視モードの表示例を次に示します。
Connections: 0 JVM Heap: 2932736 bytes (731352 free) Threads: 0 (14-1010) In: 0 msgs (0 bytes) 0 pkts (0 bytes) Out: 0 msgs (0 bytes) 0 pkts (0 bytes) Rate In: 0 msgs/sec (0 bytes/sec) 0 pkts/sec (0 bytes/sec) Rate Out: 0 msgs/sec (0 bytes/sec) 0 pkts/sec (0 bytes/sec)
- (A5)
-
特にありません。