付録D.7 CJMSプロバイダサービスの開始(稼働中システムの再起動時)
稼働中システムの再起動時にCJMSプロバイダのサービスを起動する手順について説明します。この手順で開始した場合は,「付録D.11 CJMSプロバイダサービスの終了」で終了できます。
CJMSプロバイダサービスの開始手順(稼働中システムの再起動時)を次の図に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) プロセス前提条件
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J2EEサーバプロセスが未起動であること。
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CJMSPリソースアダプタが未起動であること。
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CJMSPブローカープロセスが未起動であること。
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アプリケーションが未起動であること。
(2) 実行に必要な情報および補足説明
(A1)などの記述は,図中の記述と対応しています。
- (A1)
-
管理コマンドプロパティファイルは,<CJMSP_HOME>/var/admin/config/admin.propertiesに格納されています。
設定できるプロパティ名と説明を次に記述します。ファイルの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「6.2.1 admin.properties(管理コマンドプロパティファイル)」を参照してください。
- admin.logger.MessageLogFile.trace.level
-
管理コマンドのメッセージログレベルを指定します。
- admin.logger.MessageLogFile.filepath
-
管理コマンドのメッセージログを出力するファイルパスを指定します。
- admin.logger.MessageLogFile.filenum
-
管理コマンドで作成される最大メッセージログファイル数を指定します。
- admin.logger.MessageLogFile.filesize
-
管理コマンドのメッセージログファイルの最大サイズを指定します。
- admin.logger.ExceptionLogFile.filepath
-
管理コマンドの例外ログを出力するファイルパスを指定します。
- admin.logger.ExceptionLogFile.filenum
-
管理コマンドで作成される最大例外ログファイル数を指定します。
- admin.logger.ExceptionLogFile.filesize
-
管理コマンドの例外ログファイルの最大サイズを指定します。
- (A2)
-
CJMSPブローカーのプロパティファイルは,<VAR_HOME>/instances/<インスタンス名>/props/config.propertiesに格納されています。
設定できるプロパティ名と説明を次に記述します。ファイルの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「6.2.3 config.properties(CJMSPブローカー個別プロパティファイル)」を参照してください。
一時送信先を作成した場合,imq.autocreate.queue.consumerFlowLimitまたはimq.autocreate.topic.consumerFlowLimitの値が送信先のプロパティとして設定されます。
- imq.hostname
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すべての接続サービスのデフォルトのホスト名,またはIPアドレスを指定します。
- imq.portmapper.port
-
CJMSPブローカーのポートマッパー用のポート番号を指定します。
- imq.jms.tcp.port
-
jmsサービスのポート番号を指定します。
- imq.admin.tcp.port
-
adminサービスのポート番号を指定します。
- imq.persist.file.sync.enabled
-
ディスク書き込み操作を同期にするか,または非同期にするかのフラグを指定します。
- imq.autocreate.queue.consumerFlowLimit
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一つの処理単位でQueueのコンシューマーに配送可能な最大メッセージ数を指定します。
- imq.autocreate.topic.consumerFlowLimit
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一つの処理単位でTopicのコンシューマーに配送可能な最大メッセージ数を指定します。
- imq.metrics.interval
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メトリクス情報をログとコンソールに出力する時間間隔を秒単位で指定します。
- broker.logger.MessageLogFile.trace.level
-
CJMSPブローカーのメッセージログレベルを指定します。
- broker.logger.MessageLogFile.filenum
-
CJMSPブローカーで作成される最大メッセージログファイル数を指定します。
- broker.logger.MessageLogFile.filesize
-
CJMSPブローカーのメッセージログファイルの最大サイズを指定します。
- broker.logger.ExceptionLogFile.filenum
-
CJMSPブローカーで作成される最大例外ログファイル数を指定します。
- broker.logger.ExceptionLogFile.filesize
-
CJMSPブローカーの例外ログファイルの最大サイズを指定します。
- imq.instanceconfig.version
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コンフィグプロパティのバージョンを指定します。
- (A3)
-
- <インスタンス名>
-
省略した場合は,デフォルトで「cjmsbroker」を使用します。
複数インスタンスを使用したい場合には名称が重ならないように注意する必要があります。
重なる場合には-nameオプションを指定し存在しない任意の名称を付与してください。
- <ディレクトリパス>
-
VAR_HOMEを出力したいパスを指定します。
- <引数>
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-Xms(最大ヒープサイズ),-Xmx(最小ヒープサイズ),-XX:+HitachiVerboseGC(GCが発生したときの拡張verbosegc情報を出力するオプション)などJavaVMのオプションを指定します。
- モードによるオプションの違い
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通常モード
オプション指定は行いません(状態をリセットしないで,継続状態でCJMSプロバイダのサービスを起動します)。
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永続データストアリセットモード
永続化メッセージ,永続化サブスクライバーが消去されます。
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永続メッセージクリアモード
すべての永続化メッセージが消去されます。
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永続サブスクリプションクリアモード
すべての永続化サブスクライバーが消去されます。
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- (A4)
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Stateが「OPERATING」であることを確認します。
- (A5)
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運用管理ポータル(Management Server)機能によってJ2EEサーバを起動します。
CJMSPリソースアダプタとアプリケーションはJ2EEサーバ起動時に開始されます。