18.8.3 リロード時のクラスローダの構成
リロード時のクラスローダの構成は,ローカル呼び出し最適化の範囲によって異なります。ローカル呼び出し最適化の範囲とクラスローダの構成の対応を次の表に示します。なお,クラスローダの構成については,「付録B クラスローダの構成」を参照してください。
項目 |
ejbserver.rmi.localinvocation.scopeキー※の値 |
||
---|---|---|---|
all |
app |
none |
|
ローカル呼び出し最適化の範囲 |
同一J2EEサーバ内となります。 |
同一アプリケーション内となります。 |
範囲はありません。 |
クラスローダ構成 |
ローカル呼び出し最適化時のクラスローダ構成になります。 |
デフォルトのクラスローダ構成になります。 |
デフォルトのクラスローダ構成になります。 |
リロード機能では,ApplicationClassLoader以下,またはWebappClassLoader以下のクラスローダを入れ替えます。EJB-JARをリロードする場合,デフォルトのクラスローダ構成で,次のファイルをロードします。
-
ApplicationClassLoaderでは,J2EEアプリケーションに含まれるEJB-JAR,ライブラリJAR,および参照ライブラリをロードします。
-
WebappClassLoaderでは,J2EEアプリケーションに含まれるWARをロードします。
-
JasperLoaderでは,J2EEアプリケーションに含まれるJSPをロードします。
EJB-JARをリロードするためにApplicationClassLoaderを入れ替える場合は,下位にあるWebappClassLoader,およびJasperLoaderも入れ替える必要があります。したがって,EJB-JAR,ライブラリJAR,参照ライブラリをリロードする場合は,WARを含めたリロードになります。