7.9.2 実行環境での設定(J2EEサーバの設定)
リクエストデータのサイズ制限の設定をする場合,J2EEサーバの設定が必要です。
ここでは,リクエストデータのサイズ制限の設定方法と設定例について説明します。
(1) 設定方法
J2EEサーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。リクエストデータのサイズ制限の定義は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に指定します。
簡易構築定義ファイルでのリクエストデータのサイズ制限の定義について次の表に示します。
指定するパラメタ |
設定内容 |
---|---|
webserver.connector.nio_http.limit.max_headers |
HTTPリクエストに含まれるHTTPヘッダ数の上限値を指定します。 |
webserver.connector.nio_http.limit.max_request_header |
HTTPリクエストのリクエストヘッダのサイズの上限値を指定します。 |
webserver.connector.nio_http.limit.max_request_body |
HTTPリクエストのボディサイズの上限値を指定します。 |
簡易構築定義ファイル,および指定するパラメタの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.3 簡易構築定義ファイル」を参照してください。
- ポイント
-
SSLアクセラレータや負荷分散機などのゲートウェイ機器や,リバースプロキシを配置していて,ゲートウェイ機器やリバースプロキシにリクエストデータサイズの制御機能がある場合は,その制御機能の設定値以下の値を設定する必要があります。
(2) 設定例
リクエストデータのサイズ制限の設定例を次に示します。
: <param> <param-name>webserver.connector.nio_http.limit.max_headers</param-name> <param-value>100</param-value> </param> <param> <param-name>webserver.connector.nio_http.limit.max_request_header</param-name> <param-value>8192</param-value> </param> <param> <param-name>webserver.connector.nio_http.limit.max_request_body</param-name> <param-value>16384</param-value> </param> :