3.8 JSFおよびJSTL使用時の注意事項
この節では,JSFおよびJSTL使用時の注意事項について説明します。
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コンテキストパラメタに指定した値は,次の規則に従って扱われます。
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boolean型のプロパティでは,小文字,大文字が区別されます。
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すべてのコンテキストパラメタには,省略値があります。不正な値や指定できる範囲外の値を設定した場合は,省略値が利用され,誤ったコンテキストパラメタがメッセージに出力されます。
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V9互換モードでJSFおよびJSTLのクラスパスを設定する場合,ライブラリのバージョンで注意しなければならない事項を次に示します。
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動作させたいバージョンのライブラリと異なるバージョンのライブラリを同時にクラスパスに指定しないでください。アプリケーションが予期しない動作をするおそれがあります。
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アプリケーションのバージョンに合わせたライブラリをクラスパスに指定してください。
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アプリケーション作成時の注意事項を次に示します。
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Component Container 09-50-02以降のJSFを使用する場合は,リクエストされる可能性があるすべてのxhtmlファイルにXML宣言,DOCTYPE宣言を記述してください。レスポンスには,リクエストされたxhtmlファイルのXML宣言,DOCTYPE宣言が出力されます。リクエストされたxhtmlファイルにXML宣言,DOCTYPE宣言が書かれていない場合は,レスポンスにどのXML宣言,DOCTYPE宣言が出力されるか保証されません。
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アプリケーション実行時の注意事項を次に示します。
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アプリケーションのJARファイル内のMETA-INF/resourcesのリソースを更新した場合,リロード時にKDJE39556-Wのメッセージが出力されます。しかし,この状態でJSFからリソースにアクセスした場合,更新後のリソースが取得できます。
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JSFアプリケーションのページでは,scriptまたはstyleブロック内ではエスケープ処理が行われません。
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JSF 2.2仕様で追加されたjavax.faces.flowパッケージ,およびそのサブパッケージ以下の全APIは使用できません。
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推奨モードでは「<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/lib」ディレクトリ内にある「cjsf.jar」や「cjstl.jar」をクラスパスに追加しないでください。
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<ui:repeat>のvalue属性または<h:dataTable>のvalue属性に,javax.faces.model.FacesDataModelアノテーションのforClass属性で定義されているクラス,またはその派生クラスを指定した場合,対応するjavax.faces.model.DataModelの派生クラスへのマッピングの解決は行わず,JSF2.2と同様に,常にjavax.faces.model.ScalarDataModelでラップします。
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<ui:repeat>のvalue属性に,java.sql.ResultSetクラス,またはその派生クラスを指定した場合,該当のタグを含むページのレスポンス出力時に例外が発生することがあります。
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