2.11.1 作成するスレッドの種類と数
Webコンテナが作成するスレッドを次の表に示します。
スレッドの分類 |
参照先 |
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リクエスト処理のためのスレッド |
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Webアプリケーションのためのスレッド |
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管理用コンテキストのためのスレッド |
(1) リクエスト処理のためのスレッド
リクエスト処理に使用するスレッドとして,Webコンテナが作成するスレッドとスレッド数を次に示します。
- 作成するスレッド
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接続要求受付スレッド,ソケット状態監視スレッド,およびリクエスト処理スレッドを作成します。
- スレッド数
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J2EEサーバ起動時に,接続要求受付スレッドを1スレッド,ソケット状態監視スレッドを1〜2スレッド作成します。
リクエスト処理スレッドは,J2EEサーバ起動時に,usrconf.propertiesのwebserver.connector.nio_http.min_threadsキーに指定した数分のスレッドを作成します(webserver.connector.nio_http.min_threadsキーのデフォルトは10)。
同時実行スレッド数がJ2EEサーバ起動時に作成したスレッド数を超えた場合,webserver.connector.nio_http.max_threadsキーに指定した数を上限としてリクエスト処理スレッドを追加します(webserver.connector.nio_http.max_threadsキーのデフォルトは100)。
(2) Webアプリケーションのためのスレッド
Webアプリケーション単位に次のスレッドを作成します。最小1スレッド,最大3スレッドです。
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セッションの有効期限監視スレッド
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Webアプリケーションのリロード監視スレッド
(webserver.context.check_intervalに1以上を設定した場合)
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JSPの更新監視スレッド
(webserver.jsp.check_intervalに1以上を設定した場合)
(3) 管理用コンテキストのためのスレッド
管理用コンテキストを二つ生成するため,2スレッド作成します。