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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)


2.6.7 実行環境での設定

デフォルトの文字エンコーディングを設定する場合,J2EEサーバおよびWebアプリケーションの設定が必要です。

なお,Webアプリケーションの設定は,cosminexus.xmlを含まないWebアプリケーションのプロパティを設定または変更する場合にだけ参照してください。

〈この項の構成〉

(1) J2EEサーバの設定

J2EEサーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。デフォルトの文字エンコーディングの定義の定義は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に指定します。

簡易構築定義ファイルでのデフォルトの文字エンコーディングの定義の定義について次の表に示します。

表2‒26 簡易構築定義ファイルでのデフォルトの文字エンコーディングの定義

指定するパラメタ

設定内容

webserver.http.request.encoding

リクエストボディおよびクエリのデコードに使用する文字エンコーディングを指定します。

webserver.http.response.encoding

レスポンスボディのエンコードに使用する文字エンコーディングを指定します。

webserver.jsp.pageEncoding

JSPファイルのエンコーディングを指定します。

webserver.static_content.encoding.extension

デフォルトのレスポンス文字エンコーディングを適用する静的コンテンツの拡張子を指定します。

注 J2EEサーバ単位の設定とあわせて,Webアプリケーション単位での文字エンコーディング設定がある場合は,Webアプリケーション単位での設定が有効になります。設定の優先順位については,「2.6.1(3) 複数の範囲で文字エンコーディングを設定している場合の動作」を参照してください。

簡易構築定義ファイル,および指定するパラメタの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.3 簡易構築定義ファイル」を参照してください。

(2) Webアプリケーションの設定

実行環境でのWebアプリケーションの設定は,サーバ管理コマンドおよび属性ファイルで実施します。デフォルトの文字エンコーディングの定義には,WAR属性ファイルを使用します。

WAR属性ファイルで指定するタグは,DDと対応しています。DD(web.xml)での定義については,「2.6.6 DDでの定義」を参照してください。