2.4.4 JSPデバッグ機能使用時の注意事項
ここでは,JSPデバッグ機能を使用する場合の注意事項について説明します。
(1) JSPデバッグ機能で作成されたクラスファイルの削除
JSPデバッグ機能で作成されたクラスファイルは,JSPデバッグ機能が無効な環境では使用できません。JSPデバッグ機能が有効な環境で作成されたJ2EEアプリケーションを,JSPデバッグ機能が無効な環境に配布する場合,JSPデバッグ機能で作成されたクラスファイルを削除する必要があります。
クラスファイルを削除する方法を次に示します。
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展開ディレクトリ形式のアプリケーションについてJSP事前コンパイル機能を使用してJSPをコンパイルした場合
JSP事前コンパイル機能のJSPワークディレクトリを削除してください。JSPワークディレクトリについては,「2.5.5(2) JSPコンパイル結果の出力先」を参照してください。
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1.以外の方法でJSPをコンパイルした場合
cjstopappコマンドを使用して,J2EEアプリケーションを停止してください。
(2) cjjspcコマンドを使用してJSPをコンパイルする場合のJ2EEサーバの設定
cjjspcコマンドを使用してJSPをコンパイルする場合は,JSPが実行されるJ2EEサーバでJSPデバッグ機能を有効にしてください。
JSPデバッグ機能が無効なJ2EEサーバのアプリケーションに対して,cjjspcコマンドに-debuggingオプションを指定してJSPをコンパイルした場合,ロードするクラスファイルが異なります。そのため,JSPのHTTPリクエストに対して,Webコンテナがエラーステータスコード404を返します。