3.13.3 CTMゲートウェイ機能を利用してEJBクライアント以外からStateless Session Beanを呼び出す構成
CTMを使用するシステムの場合,EJBクライアントのほか,次に示すクライアントからアプリケーションサーバ上で動作するJ2EEアプリケーションを呼び出せます。
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TPBroker Version 5以降で開発されたクライアントアプリケーションです。
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TPBroker Object Transaction Monitorで開発されたクライアントアプリケーションです。
これらのクライアントからJ2EEサーバ上のアプリケーションを呼び出すためのクライアントアプリケーションの開発方法については,CTMのCORBA/OTMゲートウェイ機能についてのドキュメントを参照してください。
この構成では,TPBrokerクライアントまたはTPBroker OTMクライアントからJ2EEアプリケーションを呼び出すためのゲートウェイとしての機能を,CTMが提供します。
TPBrokerクライアントまたはTPBroker OTMクライアントからCTM経由でJ2EEアプリケーションを呼び出すシステム構成の例を次の図に示します。
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
TPBrokerクライアントまたはTPBroker OTMクライアントからのリクエストは,CTMが提供するプロセス群を経由して,J2EEサーバ上のJ2EEアプリケーションに渡されます。
なお,CTMのプロセス群のうち,リクエストを受け付けるプロセスは,TPBrokerクライアントの場合とTPBroker OTMクライアントの場合で異なります。TPBrokerクライアントの場合,CTMレギュレータプロセスによってリクエストが受け付けられます。TPBroker OTMクライアントの場合,OTMゲートウェイプロセスによってリクエストが受け付けられます。なお,CTMレギュレータプロセス,およびOTMゲートウェイプロセスは,CTMデーモンを起動するときに,同時に起動されるプロセスです。