3.8.2 Message-driven Beanをアクセスポイントに使用する場合の構成(TP1/Message Queueを使用する場合)
ここでは,クライアントとして,TP1/Message Queueが動作しているMessage Queueサーバを使用する場合の構成について説明します。
(1) システム構成の特徴
最も基本的なメッセージ駆動型のシステムの一つです。
TP1/Message Queueを使用する場合のメッセージ駆動型のシステム構成の例を次の図に示します。
これ以外の凡例については,「3.2 システム構成の説明について」を参照してください。
- 特徴
-
クライアントに,TP1/Message Queueにメッセージを送信するMessage QueueクライアントアプリケーションとTP1/Message Queueを使用します。なお,Message Queueクライアントアプリケーションとは,JMSインタフェースを使用するJ2EEアプリケーションです。
- リクエストの流れ
-
アクセスポイントであるMessage-driven Beanは,サーバ側のアプリケーションサーバのJ2EEサーバ上で動作します。リソースアダプタであるTP1/Message Queue - Accessのライブラリは,サーバ側のアプリケーションサーバのJ2EEサーバ,およびクライアント側のアプリケーションサーバのJ2EEサーバ上で動作します。
クライアント側のアプリケーションサーバのJ2EEアプリケーションからのリクエスト(メッセージ)は,TP1/Message Queue経由で送られ,サーバ側のアプリケーションサーバ上のMessage-driven Beanを呼び出します。
(2) それぞれのマシンに必要なソフトウェアと起動するプロセス
それぞれのマシンに必要なソフトウェアと起動するプロセスについて説明します。なお,リソースに接続するためのプロセスについては,「3.6 トランザクションの種類を検討する」を参照してください。
(a) アプリケーションサーバマシン(サーバ側のアプリケーションサーバマシン)
アプリケーションサーバマシン(サーバ側のアプリケーションサーバマシン)には,Application ServerおよびTP1/Message Queue - Accessをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
-
J2EEサーバ
-
運用管理エージェント
-
PRFデーモン
(b) Message Queueサーバマシン
Message Queueサーバマシンには,TP1/Message Queueをインストールする必要があります。
起動する必要があるプロセスは,TP1/Message Queueのプロセスです。
(c) アプリケーションサーバマシン(クライアント側のアプリケーションサーバマシン)
クライアントマシン(クライアント側のアプリケーションサーバマシン)には,Application ServerおよびTP1/Message Queue - Accessをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
-
J2EEサーバ
-
運用管理エージェント
-
PRFデーモン
(d) 運用管理サーバマシン
運用管理サーバマシンには,Application Serverをインストールする必要があります。
起動するプロセスは次のとおりです。
-
Management Server