2.5.1 動作させるJ2EEアプリケーションの検討
システムで動作させるJ2EEアプリケーションについて検討します。
システムの目的に応じたアプリケーションの構成を明確にすることで,システム構成の基本的な部分が決まります。例えば,クライアントにWebブラウザを使用する場合には,アプリケーションはサーブレットやJSPで構成されるWebアプリケーションにして,Webブラウザからのリクエストを受け付けるようにします。また,必要に応じて,サーブレットやJSPからEnterprise Beanを呼び出すようなアプリケーションも考えられます。この場合は,システムはWebクライアントシステムにして,Webサーバの配置や,そこからアプリケーションサーバを呼び出す場合の連携方法を検討する必要があります。
また,業務システムの基幹部分を構成するシステムを構築する場合は,クライアントにEJBクライアントアプリケーションを使用する構成が考えられます。呼び出し先のEnterprise Beanの種類によっては,CTMを利用することも検討できます。
アプリケーションに含まれるコンポーネントの種類とシステム構成との関係については,「3.3 アプリケーションの構成を検討する」で詳しく説明します。そのほか,J2EEアプリケーションを実行する場合のシステム構成の検討方法については,「3. システム構成の検討(J2EEアプリケーション実行基盤)」を参照してください。
システムの目的に応じて使用できる機能については,次に示すマニュアルのシステムの目的と機能の対応に関する説明を参照してください。
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マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「1.2 システムの目的と機能の対応」
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マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「1.2 システムの目的と機能の対応」
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マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「1.2 システムの目的と機能の対応」
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マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編」の「1.2 システムの目的と機能の対応」
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マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「1.2 システムの目的と機能の対応」
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マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「1.2 システムの目的と機能の対応」
また,アプリケーション開発の手順については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド」を参照してください。