2.4.2 バッチサーバの構成
バッチサーバとは,次に示す五つのプログラムモジュールを実行するJavaアプリケーションです。
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バッチアプリケーション
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バッチサービス
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J2EEサービス
JNDI,JTA,RMI-IIOP,JDBC,ネーミング管理,トランザクション管理など
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J2EEリソース
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コンテナ拡張ライブラリ
バッチアプリケーションとは,バッチ処理を実装したJavaアプリケーションです。バッチアプリケーションは,業務の内容に応じてユーザが開発します。なお,バッチアプリケーション以外のプログラムモジュールは,アプリケーションサーバで提供されているモジュールです。
バッチサーバの構造を次の図に示します。
バッチサーバでは次に示すJava EEおよびJ2EEの機能を使用できます。
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JDBC 2.0コア/JDBC 2.0オプションパッケージ
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JDBC 3.0※1
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JDBC 4.0※1,※2
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Connector 1.0(DB Connector)※3
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JTA 1.0.1(ただし,localだけ)※4
- 注※1
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接続に使用するJDBCドライバが,該当するバージョンの仕様で規定された機能をサポートしている必要があります。
- 注※2
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接続できるドライバは,Oracle JDBC Thin Driverだけです。
- 注※3
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トランザクションなし,またはローカルトランザクションのDB Connectorを使用できます。
- 注※4
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リソースアダプタのDD(ra.xml)のtransaction-supportでLocalTransactionを指定し,ビジネスロジック中にリモートでJavaVMの呼び出しをしない場合に,ローカルトランザクションが利用できます。
また,バッチサーバから次のEJBを呼び出せます。ただし,EJBの呼び出し方法はリモート呼び出しとなります。ローカル呼び出しはできません。
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EJB 2.0
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EJB 2.1
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EJB 3.0
以降の項で,バッチサーバの各モジュールの概要を説明します。