5.3.2 管理ユニットの起動・停止を自動運用するための設定(JP1/AJSの利用)
JP1/AJSを利用する場合,管理ユニットの仮想サーバグループの起動や停止を自動化して運用できます。設定は運用を開始する前に,次の手順で実施します。ここでは,ジョブネットの定義について説明します。
- ポイント
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作業を実施するユーザ:システム構築者,リソース管理者
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システム構築者とリソース管理者で,JP1/AJSを使用した自動運用する際の運用方法について協議します。
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システム構築者は,管理用端末マシンからJP1/AJS - Viewを起動します。
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システム構築者は,JP1/AJS - Viewから仮想化システム管理用サーバマシンのJP1/AJS - Managerに接続し,ジョブネットを定義して,ジョブネットのスケジュールを設定します。
ジョブネットの定義例を次に示します。ここでは,毎日18時に管理ユニット「gyoumu_a」の仮想サーバグループ二つ(仮想サーバグループ「vmgroup_1」と「vmgroup_2」)を停止する例を示します。
- スケジュール定義:
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毎日18:00に実行
- 処理内容:
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仮想化システム管理用サーバマシンのOSがWindowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\vmi\bin\vmiunit stop -unit gyoumu_a -group vmgroup_1 <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\vmi\bin\vmiunit stop -unit gyoumu_a -group vmgroup_2
仮想化システム管理用サーバマシンのOSがLinuxの場合
# /opt/Cosminexus/manager/vmi/bin/vmiunit stop -unit gyoumu_a -group vmgroup_1 # /opt/Cosminexus/manager/vmi/bin/vmiunit stop -unit gyoumu_a -group vmgroup_2
なお,ここで定義したジョブネットの実行登録は,管理ユニットの起動時または停止時に実施されます。
各手順,およびジョブネットの実行登録の詳細は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 操作ガイド」を参照してください。