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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 仮想化システム構築・運用ガイド


5.3.2 管理ユニットの起動・停止を自動運用するための設定(JP1/AJSの利用)

JP1/AJSを利用する場合,管理ユニットの仮想サーバグループの起動や停止を自動化して運用できます。設定は運用を開始する前に,次の手順で実施します。ここでは,ジョブネットの定義について説明します。

ポイント

作業を実施するユーザ:システム構築者,リソース管理者

  1. システム構築者とリソース管理者で,JP1/AJSを使用した自動運用する際の運用方法について協議します。

  2. システム構築者は,管理用端末マシンからJP1/AJS - Viewを起動します。

  3. システム構築者は,JP1/AJS - Viewから仮想化システム管理用サーバマシンのJP1/AJS - Managerに接続し,ジョブネットを定義して,ジョブネットのスケジュールを設定します。

    ジョブネットの定義例を次に示します。ここでは,毎日18時に管理ユニット「gyoumu_a」の仮想サーバグループ二つ(仮想サーバグループ「vmgroup_1」と「vmgroup_2」)を停止する例を示します。

    スケジュール定義:

    毎日18:00に実行

    処理内容:

    仮想化システム管理用サーバマシンのOSがWindowsの場合

    <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\vmi\bin\vmiunit stop -unit gyoumu_a -group vmgroup_1
    <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\vmi\bin\vmiunit stop -unit gyoumu_a -group vmgroup_2

    仮想化システム管理用サーバマシンのOSがLinuxの場合

    # /opt/Cosminexus/manager/vmi/bin/vmiunit stop -unit gyoumu_a -group vmgroup_1
    # /opt/Cosminexus/manager/vmi/bin/vmiunit stop -unit gyoumu_a -group vmgroup_2

なお,ここで定義したジョブネットの実行登録は,管理ユニットの起動時または停止時に実施されます。

各手順,およびジョブネットの実行登録の詳細は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 操作ガイド」を参照してください。