付録G.2 Application Serverをディスク複製インストールする(Linuxの場合)
Application ServerおよびService Platformは,JP1/SC/DPMを使ったディスク複製インストールに対応しています。JP1/SC/DPMのディスク複製インストール機能,および仮想化環境が提供するイメージファイル化による複製機能が使用できます。
なお,次の構成ソフトウェアには,JP1/SC/DPMを使ったディスク複製インストールの利用に前提条件があるので,利用前に確認してください。
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Component Container(J2EEアプリケーションを実行するシステム(J2EEサーバ)使用時)
EJBクライアントアプリケーションが稼働するマシンは,ディスク複製インストールに対応していません。
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TPBroker
JP1/SC/DPMとの連携方法については,マニュアル「TPBroker 運用ガイド」を参照してください。
ディスク複製インストールを利用する手順を次に示します。
手順
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ディスク複製インストール元のマシンでアプリケーションサーバを構築します。
製品をインストールしたディスク複製インストール元のマシンに,システム環境をセットアップしたあと,各種設定をカスタマイズしたり,業務アプリケーションを設定したりします。
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Application ServerおよびService Platformの構成ソフトウェアごとに,ディスク複製インストールを実施する前に必要な作業を実施します。
実施する作業については,「付録I.4 ディスク複製インストールおよび仮想化プラットフォームが提供する複製機能を使用するときの注意事項(Linuxの場合)」の構成ソフトウェアごとの「複製を実施する前にすること」を参照してください。
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JP1/SC/DPMを使用したディスク複製インストールを実施します。
JP1/SC/DPMを使ったディスク複製インストールの操作・運用方法については,JP1/ServerConductor/Deployment Managerのマニュアルを参照してください。仮想化環境が提供するイメージファイル化による複製機能については,仮想化ソフトウェアのドキュメントを参照してください。
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Application ServerおよびService Platformの構成ソフトウェアごとに,ディスク複製インストールを実施したあとに必要な作業を実施します。
実施する作業については,「付録I.4 ディスク複製インストールおよび仮想化プラットフォームが提供する複製機能を使用するときの注意事項(Linuxの場合)」の構成ソフトウェアごとの「複製を実施したあとにすること」を参照してください。
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ディスク複製インストール先のマシンに接続するマシンでシステムの要件に合わせて各種設定をカスタマイズします。
各種設定には,例えば,次のようなものがあります。システムの要件に合わせて変更してください。
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システム構成上でフロントエンドに配置される負荷分散機の設定
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DBMSに関する設定
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システム構成上でバックエンドに配置されるJ2EEサーバ,またはWebコンテナサーバに関する設定
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