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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


付録I.4 ディスク複製インストールおよび仮想化プラットフォームが提供する複製機能を使用するときの注意事項(Linuxの場合)

構成ソフトウェアごとに,複製をするときの注意事項を説明します。

〈この項の構成〉

(1) Component Containerでの注意事項

Component Containerでの注意事項を次に示します。Component Containerでは,構築するシステム構成によって実施する作業などが異なります。

(a) J2EEアプリケーションを実行するシステム(J2EEサーバ)使用時

J2EEアプリケーションを実行するシステム(J2EEサーバ)使用時,Component Containerでの注意事項を次に示します。

  • 複製を実施する前にすること

    複製を実施する前に,複製元のマシンで実施する作業について説明します。

    複製元のマシンで,手順1.および手順2.を実施してください。Management Serverを使用しているときは手順3.も実施してください。

    手順

    1. 複製元のマシンで,次に示すプログラムを終了します。

      ・J2EEサーバ(グローバルトランザクションを使用している場合は,開始済みのトランザクションを決着させてから終了してください)

      ・Webコンテナサーバ

      ・運用管理エージェント

      ・Management Server

      ・HTTP Server

    2. 複製元のマシンで,次のディレクトリ下にファイルがある場合は削除します。ただし,ディレクトリは削除しないでください。

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/maintenance/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/maintenance/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/rmi/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/rmi/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/comtrc/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/mdltrc/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/system/ejbcl/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/system/ejbcl/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/system/TPB/logj/comtrc/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/system/TPB/logj/mdltrc/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/system/TPB/logj/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名>/logs/TPB/logj/comtrc/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名>/logs/TPB/logj/mdltrc/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名>/logs/TPB/logj/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名>/logs/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/web/redirector/servers/<サーバ名>/logs/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/web/redirector/servers/<サーバ名>/logs/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/web/redirector/logs/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/web/redirector/logs/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/manager/spool/default/*

      ・/opt/Cosminexus/manager/spool/lsinfo/*

      ・/opt/Cosminexus/manager/tmp/*

      ・/opt/Cosminexus/manager/setup/log/*

      ・/opt/Cosminexus/manager/setup/log/maintenance/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/watch/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/CC/maintenance/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/CC/rmi/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/connectors/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/connectors/<アプリケーション表示名>/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/connectors/TEST#<アプリケーション表示名>/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/mdltrc/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/comtrc/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/http/comm/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/http/thr/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/http/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/maintenance/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/maintenance/mmap/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/message/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/message/mmap/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/trace/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/trace/mmap/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/*

      ・<snapshotログの出力先ディレクトリ>/*

      ・<監査ログ出力ディレクトリ>\*

      ・<監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>\*

      ・<監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>\mmap\*

      ・<監査ログの例外情報出力ディレクトリ>\*

      ・<監査ログの例外情報出力ディレクトリ>\mmap\*

      参考

      各ディレクトリのデフォルトを次に示します。

      • <作業ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/CC/server/public

      • <Managerログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/manager/log

      • <snapshotログの出力先ディレクトリ>:<Managerログ出力ディレクトリ>/snapshot

      • <監査ログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog

      • <監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog

      • <監査ログの例外情報出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog

    3. Management Serverを使用している場合は,複製元のマシンでプロパティファイルの設定を変更します。

      複製元のマシンでManagement Serverが動作しているかどうかで作業が異なります。

      複製元のマシンでManagement Serverが動作していないとき

      複製先のマシンがマルチホームドホストのときは,あらかじめ,複製元のマシンの運用管理エージェントプロパティファイル(adminagent.properties)に,「adminagent.adapter.bind_host=<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>」を設定してください。

      複製元のマシンでManagement Serverが動作しているとき

      次の表に示すプロパティを設定してください。

      ファイル名

      プロパティ

      .cmxrcおよびcmxclient.properties

      cmx.lb

      keepvs

      adminagent.properties

      adminagent.adapter.allowedHosts

      mserver.propertiesのmngsvr.myhost.nameプロパティが設定されているときは,同じ値を指定してください。

      mserver.propertiesのmngsvr.myhost.nameプロパティが設定されていないときは,ホスト用管理IPアドレスと一致する正規表現を設定してください。

      mserver.properties

      mngsvr.myhost.name

      複製先のマシンがマルチホームドホストのときは,<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>を設定してください。

      webserver.connector.http.bind_host

      adminagent.properties

      adminagent.adapter.bind_host

      .mngsvrutilrcおよびmngsvrutilcl.properties

      mngsvrutil.connect.host

      ループバックアドレス以外を設定するときは,<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>を設定してください。

      mngsvrutil.target_name

      .cmxrcおよびcmxclient.properties

      cmx.connect.host

  • 複製を実施したあとにすること

    複製を実施したあとに,複製先のマシンで実施する作業について説明します。

    複製先のマシンで,手順1.〜手順3.を実施してください。Management Serverを使用しているときは手順4.も実施してください。

    手順

    1. 次に示すプロパティをJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties),およびサーバ管理コマンド用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)で設定している場合は,複製先のマシンで値を変更します。

      各プロパティで適切な値に変更してください。

      ・vbroker.se.iiop_tp.host

      ・ejbserver.ctm.CTMMyHost

      ・ejbserver.naming.host

      ・ejbserver.rmi.naming.host

    2. 次に示すプロパティをJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties),およびWebコンテナサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)で設定している場合は,複製先のマシンで値を変更します。

      各プロパティの値を複製先のIPアドレスに変更してください。

      ・webserver.connector.http.bind_host

      ・webserver.connector.nio_http.bind_host

      各プロパティの値をJ2EEサーバ,またはWebコンテナサーバごとにユニークな値に設定し直してください。

      ・webserver.container.server_id.value

      ・webserver.session.server_id.value

    3. Management Serverを使用している場合は,複製先のマシンで次の操作を実施します。

      1. 複製で追加したホストの定義

      2. 複製先ホスト上に定義されている複製元のホスト定義の削除(Management Serverが動作しているマシンを複製したときだけ)

      3. 複製で追加した論理サーバの定義

      4. 3.で追加した論理サーバのセットアップ(実サーバ名指定)

      5. 3.で追加した論理サーバの設定ファイルの読み込み

      6. 3.で追加した論理サーバの設定ファイルの配布

      7. サーバ管理コマンドでEARファイル,およびRARファイルを削除したあとの再配布(J2EEサーバのアプリケーション管理機能を使用しているときだけ)

(b) バッチアプリケーションを実行するシステム(バッチサーバ)使用時

バッチアプリケーションを実行するシステム(バッチサーバ)使用時,Component Containerでの注意事項を次に示します。

  • 複製を実施する前にすること

    複製を実施する前に,複製元のマシンで実施する作業について説明します。

    複製元のマシンで,手順1.および手順2.を実施してください。Management Serverを使用しているときは手順3.も実施してください。

    手順

    1. 複製元のマシンで,次に示すプログラムを終了します。

      ・バッチサーバ(リソースアダプタを開始したまま終了しても構いません)

      ・運用管理エージェント

      ・Management Server

    2. 複製元のマシンで,次のディレクトリ下にファイルがある場合は削除します。ただし,ディレクトリは削除しないでください。

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/maintenance/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/maintenance/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/rmi/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/rmi/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/comtrc/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/mdltrc/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/mmap/*

      ・/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名>/logs/*

      ・/opt/Cosminexus/manager/spool/default/*

      ・/opt/Cosminexus/manager/spool/lsinfo/*

      ・/opt/Cosminexus/manager/tmp/*

      ・/opt/Cosminexus/manager/setup/log/*

      ・/opt/Cosminexus/manager/setup/log/maintenance/*"

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/watch/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/CC/maintenance/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/CC/rmi/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/connectors/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/mdltrc/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/comtrc/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/*

      ・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/maintenance/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/maintenance/mmap/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/message/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/message/mmap/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/trace/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/trace/mmap/*

      ・<Managerログ出力ディレクトリ>/*

      ・<snapshotログの出力先ディレクトリ>/*

      ・<監査ログ出力ディレクトリ>\*

      ・<監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>\*

      ・<監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>\mmap\*

      ・<監査ログの例外情報出力ディレクトリ>\*

      ・<監査ログの例外情報出力ディレクトリ>\mmap\*

      参考

      各ディレクトリのデフォルトを次に示します。

      • <作業ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/CC/server/public

      • <Managerログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/manager/log

      • <snapshotログの出力先ディレクトリ>:<Managerログ出力ディレクトリ>/snapshot

      • <監査ログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog

      • <監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog

      • <監査ログの例外情報出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog

    3. Management Serverを使用している場合は,複製元のマシンでプロパティファイルの設定を変更します。

      複製元のマシンでManagement Serverが動作しているかどうかで作業が異なります。

      複製元のマシンでManagement Serverが動作していないとき

      複製先のマシンがマルチホームドホストのときは,あらかじめ,複製元のマシンの運用管理エージェントプロパティファイル(adminagent.properties)に,「adminagent.adapter.bind_host=<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>」を設定してください。

      複製元のマシンでManagement Serverが動作しているとき

      次の表に示すプロパティを設定してください。

      ファイル名

      プロパティ

      adminagent.properties

      adminagent.adapter.allowedHosts

      mserver.propertiesのmngsvr.myhost.nameプロパティが設定されているときは,同じ値を指定してください。

      mserver.propertiesのmngsvr.myhost.nameプロパティが設定されていないときは,ホスト用管理IPアドレスと一致する正規表現を設定してください。

      mserver.properties

      mngsvr.myhost.name

      複製先のマシンがマルチホームドホストのときは,<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>を設定してください。

      webserver.connector.http.bind_host

      adminagent.properties

      adminagent.adapter.bind_host

      .mngsvrutilrcおよびmngsvrutilcl.properties

      mngsvrutil.connect.host

      ループバックアドレス以外を設定するときは,<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>を設定してください。

      mngsvrutil.target_name

      .cmxrcおよびcmxclient.properties

      cmx.connect.host

  • 複製を実施したあとにすること

    複製を実施したあとに,複製先のマシンで実施する作業について説明します。

    複製先のマシンで,手順1.を実施してください。Management Serverを使用しているときは手順2.も実施してください。

    手順

    1. 次に示すプロパティをバッチサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties),およびサーバ管理コマンド用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)で設定している場合は,複製先のマシンで値を変更します。

      各プロパティで適切な値に変更してください。

      ・vbroker.se.iiop_tp.host

      ・ejbserver.naming.host

      ・ejbserver.rmi.naming.host

    2. Management Serverを使用している場合は,複製先のマシンで次の操作を実施します。

      1. 複製で追加したホストの定義

      2. 複製先ホスト上に定義されている複製元のホスト定義の削除(Management Serverが動作しているマシンを複製したときだけ)

      3. 複製で追加した論理サーバの定義

      4. 3.で追加した論理サーバのセットアップ(実サーバ名指定)

      5. 3.で追加した論理サーバの設定ファイルの読み込み

      6. 3.で追加した論理サーバの設定ファイルの配布

      7. サーバ管理コマンドでRARファイルを削除したあとの再配布(J2EEサーバのアプリケーション管理機能を使用しているときだけ)

(2) Component Container - Redirectorでの注意事項

Component Container - Redirectorでの注意事項を次に示します。

(3) Reliable Messagingでの注意事項

Reliable Messagingでの注意事項を次に示します。

(4) Component Transaction Monitorでの注意事項

Component Transaction Monitorでの注意事項を次に示します。

(5) Performance Tracerでの注意事項

複製を実施したあとに,複製先のマシンで環境変数PRFSPOOLに設定したディレクトリ下を削除してください。

(6) HTTP Serverでの注意事項

HTTP Serverでの注意事項を次に示します。

(7) TPBrokerでの注意事項

TPBrokerでの注意事項を次に示します。

(8) Service Coordinatorでの注意事項

Service Coordinatorでの注意事項を次に示します。