付録I.4 ディスク複製インストールおよび仮想化プラットフォームが提供する複製機能を使用するときの注意事項(Linuxの場合)
構成ソフトウェアごとに,複製をするときの注意事項を説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) Component Containerでの注意事項
Component Containerでの注意事項を次に示します。Component Containerでは,構築するシステム構成によって実施する作業などが異なります。
(a) J2EEアプリケーションを実行するシステム(J2EEサーバ)使用時
J2EEアプリケーションを実行するシステム(J2EEサーバ)使用時,Component Containerでの注意事項を次に示します。
-
複製を実施する前にすること
複製を実施する前に,複製元のマシンで実施する作業について説明します。
複製元のマシンで,手順1.および手順2.を実施してください。Management Serverを使用しているときは手順3.も実施してください。
手順
-
複製元のマシンで,次に示すプログラムを終了します。
・J2EEサーバ(グローバルトランザクションを使用している場合は,開始済みのトランザクションを決着させてから終了してください)
・Webコンテナサーバ
・運用管理エージェント
・Management Server
・HTTP Server
-
複製元のマシンで,次のディレクトリ下にファイルがある場合は削除します。ただし,ディレクトリは削除しないでください。
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/maintenance/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/maintenance/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/rmi/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/rmi/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/comtrc/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/mdltrc/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/*
・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/*
・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/system/ejbcl/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/system/ejbcl/*
・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/system/TPB/logj/comtrc/*
・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/system/TPB/logj/mdltrc/*
・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/system/TPB/logj/*
・/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名>/logs/TPB/logj/comtrc/*
・/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名>/logs/TPB/logj/mdltrc/*
・/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名>/logs/TPB/logj/*
・/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名>/logs/*
・/opt/Cosminexus/CC/web/redirector/servers/<サーバ名>/logs/*
・/opt/Cosminexus/CC/web/redirector/servers/<サーバ名>/logs/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CC/web/redirector/logs/*
・/opt/Cosminexus/CC/web/redirector/logs/mmap/*
・/opt/Cosminexus/manager/spool/default/*
・/opt/Cosminexus/manager/spool/lsinfo/*
・/opt/Cosminexus/manager/tmp/*
・/opt/Cosminexus/manager/setup/log/*
・/opt/Cosminexus/manager/setup/log/maintenance/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/watch/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/CC/maintenance/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/CC/rmi/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/connectors/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/connectors/<アプリケーション表示名>/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/connectors/TEST#<アプリケーション表示名>/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/mdltrc/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/comtrc/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/http/comm/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/http/thr/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/http/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/maintenance/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/maintenance/mmap/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/message/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/message/mmap/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/trace/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/trace/mmap/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/*
・<snapshotログの出力先ディレクトリ>/*
・<監査ログ出力ディレクトリ>\*
・<監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>\*
・<監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>\mmap\*
・<監査ログの例外情報出力ディレクトリ>\*
・<監査ログの例外情報出力ディレクトリ>\mmap\*
- 参考
-
各ディレクトリのデフォルトを次に示します。
-
<作業ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/CC/server/public
-
<Managerログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/manager/log
-
<snapshotログの出力先ディレクトリ>:<Managerログ出力ディレクトリ>/snapshot
-
<監査ログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog
-
<監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog
-
<監査ログの例外情報出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog
-
-
Management Serverを使用している場合は,複製元のマシンでプロパティファイルの設定を変更します。
複製元のマシンでManagement Serverが動作しているかどうかで作業が異なります。
複製元のマシンでManagement Serverが動作していないとき
複製先のマシンがマルチホームドホストのときは,あらかじめ,複製元のマシンの運用管理エージェントプロパティファイル(adminagent.properties)に,「adminagent.adapter.bind_host=<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>」を設定してください。
複製元のマシンでManagement Serverが動作しているとき
次の表に示すプロパティを設定してください。
ファイル名
プロパティ
値
.cmxrcおよびcmxclient.properties
cmx.lb
keepvs
adminagent.properties
adminagent.adapter.allowedHosts
mserver.propertiesのmngsvr.myhost.nameプロパティが設定されているときは,同じ値を指定してください。
mserver.propertiesのmngsvr.myhost.nameプロパティが設定されていないときは,ホスト用管理IPアドレスと一致する正規表現を設定してください。
mserver.properties
mngsvr.myhost.name
複製先のマシンがマルチホームドホストのときは,<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>を設定してください。
webserver.connector.http.bind_host
adminagent.properties
adminagent.adapter.bind_host
.mngsvrutilrcおよびmngsvrutilcl.properties
mngsvrutil.connect.host
ループバックアドレス以外を設定するときは,<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>を設定してください。
mngsvrutil.target_name
.cmxrcおよびcmxclient.properties
cmx.connect.host
-
-
複製を実施したあとにすること
複製を実施したあとに,複製先のマシンで実施する作業について説明します。
複製先のマシンで,手順1.〜手順3.を実施してください。Management Serverを使用しているときは手順4.も実施してください。
手順
-
次に示すプロパティをJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties),およびサーバ管理コマンド用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)で設定している場合は,複製先のマシンで値を変更します。
各プロパティで適切な値に変更してください。
・vbroker.se.iiop_tp.host
・ejbserver.ctm.CTMMyHost
・ejbserver.naming.host
・ejbserver.rmi.naming.host
-
次に示すプロパティをJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties),およびWebコンテナサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)で設定している場合は,複製先のマシンで値を変更します。
各プロパティの値を複製先のIPアドレスに変更してください。
・webserver.connector.http.bind_host
・webserver.connector.nio_http.bind_host
各プロパティの値をJ2EEサーバ,またはWebコンテナサーバごとにユニークな値に設定し直してください。
・webserver.container.server_id.value
・webserver.session.server_id.value
-
Management Serverを使用している場合は,複製先のマシンで次の操作を実施します。
1. 複製で追加したホストの定義
2. 複製先ホスト上に定義されている複製元のホスト定義の削除(Management Serverが動作しているマシンを複製したときだけ)
3. 複製で追加した論理サーバの定義
4. 3.で追加した論理サーバのセットアップ(実サーバ名指定)
5. 3.で追加した論理サーバの設定ファイルの読み込み
6. 3.で追加した論理サーバの設定ファイルの配布
7. サーバ管理コマンドでEARファイル,およびRARファイルを削除したあとの再配布(J2EEサーバのアプリケーション管理機能を使用しているときだけ)
-
(b) バッチアプリケーションを実行するシステム(バッチサーバ)使用時
バッチアプリケーションを実行するシステム(バッチサーバ)使用時,Component Containerでの注意事項を次に示します。
-
複製を実施する前にすること
複製を実施する前に,複製元のマシンで実施する作業について説明します。
複製元のマシンで,手順1.および手順2.を実施してください。Management Serverを使用しているときは手順3.も実施してください。
手順
-
複製元のマシンで,次に示すプログラムを終了します。
・バッチサーバ(リソースアダプタを開始したまま終了しても構いません)
・運用管理エージェント
・Management Server
-
複製元のマシンで,次のディレクトリ下にファイルがある場合は削除します。ただし,ディレクトリは削除しないでください。
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/maintenance/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/maintenance/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/rmi/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/CC/rmi/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/comtrc/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/mdltrc/*
・/opt/Cosminexus/CC/admin/logs/TPB/logj/*
・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/*
・/opt/Cosminexus/CC/client/logs/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<サーバ名>/logs/*
・/opt/Cosminexus/manager/spool/default/*
・/opt/Cosminexus/manager/spool/lsinfo/*
・/opt/Cosminexus/manager/tmp/*
・/opt/Cosminexus/manager/setup/log/*
・/opt/Cosminexus/manager/setup/log/maintenance/*"
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/watch/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/CC/maintenance/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/CC/rmi/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/connectors/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/mdltrc/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/comtrc/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/TPB/logj/*
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/maintenance/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/maintenance/mmap/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/message/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/message/mmap/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/trace/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/trace/mmap/*
・<Managerログ出力ディレクトリ>/*
・<snapshotログの出力先ディレクトリ>/*
・<監査ログ出力ディレクトリ>\*
・<監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>\*
・<監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>\mmap\*
・<監査ログの例外情報出力ディレクトリ>\*
・<監査ログの例外情報出力ディレクトリ>\mmap\*
- 参考
-
各ディレクトリのデフォルトを次に示します。
-
<作業ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/CC/server/public
-
<Managerログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/manager/log
-
<snapshotログの出力先ディレクトリ>:<Managerログ出力ディレクトリ>/snapshot
-
<監査ログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog
-
<監査ログのメッセージログ出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog
-
<監査ログの例外情報出力ディレクトリ>:/opt/Cosminexus/auditlog
-
-
Management Serverを使用している場合は,複製元のマシンでプロパティファイルの設定を変更します。
複製元のマシンでManagement Serverが動作しているかどうかで作業が異なります。
複製元のマシンでManagement Serverが動作していないとき
複製先のマシンがマルチホームドホストのときは,あらかじめ,複製元のマシンの運用管理エージェントプロパティファイル(adminagent.properties)に,「adminagent.adapter.bind_host=<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>」を設定してください。
複製元のマシンでManagement Serverが動作しているとき
次の表に示すプロパティを設定してください。
ファイル名
プロパティ
値
adminagent.properties
adminagent.adapter.allowedHosts
mserver.propertiesのmngsvr.myhost.nameプロパティが設定されているときは,同じ値を指定してください。
mserver.propertiesのmngsvr.myhost.nameプロパティが設定されていないときは,ホスト用管理IPアドレスと一致する正規表現を設定してください。
mserver.properties
mngsvr.myhost.name
複製先のマシンがマルチホームドホストのときは,<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>を設定してください。
webserver.connector.http.bind_host
adminagent.properties
adminagent.adapter.bind_host
.mngsvrutilrcおよびmngsvrutilcl.properties
mngsvrutil.connect.host
ループバックアドレス以外を設定するときは,<複製先の管理IPアドレスと一致する正規表現>を設定してください。
mngsvrutil.target_name
.cmxrcおよびcmxclient.properties
cmx.connect.host
-
-
複製を実施したあとにすること
複製を実施したあとに,複製先のマシンで実施する作業について説明します。
複製先のマシンで,手順1.を実施してください。Management Serverを使用しているときは手順2.も実施してください。
手順
-
次に示すプロパティをバッチサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties),およびサーバ管理コマンド用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)で設定している場合は,複製先のマシンで値を変更します。
各プロパティで適切な値に変更してください。
・vbroker.se.iiop_tp.host
・ejbserver.naming.host
・ejbserver.rmi.naming.host
-
Management Serverを使用している場合は,複製先のマシンで次の操作を実施します。
1. 複製で追加したホストの定義
2. 複製先ホスト上に定義されている複製元のホスト定義の削除(Management Serverが動作しているマシンを複製したときだけ)
3. 複製で追加した論理サーバの定義
4. 3.で追加した論理サーバのセットアップ(実サーバ名指定)
5. 3.で追加した論理サーバの設定ファイルの読み込み
6. 3.で追加した論理サーバの設定ファイルの配布
7. サーバ管理コマンドでRARファイルを削除したあとの再配布(J2EEサーバのアプリケーション管理機能を使用しているときだけ)
-
(2) Component Container - Redirectorでの注意事項
Component Container - Redirectorでの注意事項を次に示します。
-
複製を実施する前にすること
複製を実施する前に,複製元のマシンで実施する作業について説明します。
複製元のマシンで,手順1.および手順2.を実施してください。
手順
-
複製元のマシンで,次に示すプログラムを終了します。
・HTTP Server
-
複製元のマシンで,次のディレクトリ下にファイルがある場合は削除します。ただし,ディレクトリは削除しないでください。
・/opt/Cosminexus/CCR/web/redirector/servers/<サーバ名>/logs/*
・/opt/Cosminexus/CCR/web/redirector/servers/<サーバ名>/logs/mmap/*
・/opt/Cosminexus/CCR/web/redirector/logs/*
・/opt/Cosminexus/CCR/web/redirector/logs/mmap/*
-
(3) Reliable Messagingでの注意事項
Reliable Messagingでの注意事項を次に示します。
-
複製を実施する前にすること
複製を実施する前に,複製元のマシンで実施する作業について説明します。
複製元のマシンで,手順1.および手順2.を実施してください。
手順
-
J2EEサーバにReliable Messagingをデプロイし,Reliable Messagingが開始している場合は,J2EEサーバ上でReliable Messagingを停止します。
-
複製元のマシンで,次のディレクトリ下にログファイルがある場合は削除します。ただし,ディレクトリは削除しないでください。
・<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/logs/RM/maintenance
<作業ディレクトリ>のデフォルトは,/opt/Cosminexus/CC/server/publicです。
-
-
複製を実施したあとにすること
複製を実施したあとに,複製先のマシンで実施する作業について説明します。
複製先のマシンで,手順1.〜手順5.を実施してください。
手順
-
複製後のシステムでホスト名またはIPアドレスを変更した場合は,次に示すReliable Messagingの設定を更新します。
・環境変数HRM_CMD_HOSTの設定を,複製後のシステムのホスト名またはIPアドレスに更新してください。
・キュー間転送機能を使用し,転送先システムのホスト名またはIPアドレスを変更したときは,次に示す手順で転送元システムに存在するあて先と,そのあて先を使用する転送キューを再作成してください。
1. 転送元システムのあて先を使用しているすべての転送キューにメッセージがないことを確認します。
2. 転送元システムのあて先を使用しているすべての転送キューを削除します。
3. 転送元システムのあて先を削除します。
4. 変更後のホスト名またはIPアドレスを指定して,転送元システムのあて先を新規作成します。
5. 転送元システムのあて先を使用する転送キューを新規作成します。
-
Reliable Messagingのシステム名が一意となるように,コンフィグレーションプロパティのRMSystemNameと,環境変数HRM_SYSTEM_NAMEを変更します。
-
手順2.で変更したシステム名に対応する管理情報テーブルを作成します。
管理情報テーブルの作成方法については,マニュアル「Reliable Messaging」を参照してください。
-
DBMSにHiRDBを使用し,XAトランザクションを使用する構成の場合は,Reliable Messagingの連携先DB ConnectorのXAOpenStringが,同一HiRDBに接続するリソースアダプタ間で一意になるように,連携先DB ConnectorのコンフィグレーションプロパティのdescriptionとXAOpenStringを変更します。
-
Reliable Messagingを開始して,必要なキューを作成します。
-
(4) Component Transaction Monitorでの注意事項
Component Transaction Monitorでの注意事項を次に示します。
-
複製を実施したあとにすること
複製を実施したあとに,複製先のマシンで環境変数CTMSPOOLに設定したディレクトリ下を削除してください。
(5) Performance Tracerでの注意事項
複製を実施したあとに,複製先のマシンで環境変数PRFSPOOLに設定したディレクトリ下を削除してください。
(6) HTTP Serverでの注意事項
HTTP Serverでの注意事項を次に示します。
-
複製を実施する前にすること
複製を実施する前に,複製元のマシンでHTTP Serverのすべてのプログラム,および関連ファイルへのすべての操作を終了してください。
-
複製を実施したあとにすること
複製を実施したあとに,複製先のマシンで実施する作業について説明します。
複製先のマシンで,手順1.〜手順3.を実施してください。
手順
-
必要に応じて,複製後のディレクティブの設定を変更します。
・ネットワーク関連のディレクティブ
ServerName,<VirtualHost>,BindAddress,Listen,NameVirtualHost
・ファイルシステム関連のディレクティブ
<Directory>,<DirectoryMatch>,AccessFileName,Alias,AliasMatch,AuthGroupFile,AuthUserFile,CoreDumpDirectory,CustomLog,DocumentRoot,ErrorLog,HWSRequestLog,HWSTraceIdFile,HWSTraceLogFile,Include,LoadFile,LoadModule,PidFile,QOSResponse,ScriptAlias,ScriptAliasMatch,ScriptLog,ServerRoot,SSLCACertificateFile,SSLCACertificatePath,SSLCacheServerPath,SSLCacheServerPort,SSLCacheServerRunDir,SSLCertificateFile,SSLCertificateKeyFile,SSLCertificateKeyPassword,SSLCRLDERPath,SSLCRLPEMPath,TransferLog,TypesConfig,UserDir
-
PidFileディレクティブに指定されているファイルがコピーされている場合は,HTTP Serverを起動する前に削除します。
-
ログ関連のファイルがコピーされている場合は,必要に応じて,不要なファイルを削除します。
-
(7) TPBrokerでの注意事項
TPBrokerでの注意事項を次に示します。
-
複製を実施したあとにすること
複製を実施したあとに,実施する作業について説明します。手順1.〜手順2.を実施してください。
手順
-
仮想化プラットフォームが提供するイメージファイル化による複製機能を使用する場合に,次の設定があるときは,指定したホスト名やIPアドレスをシステムに合わせて変更します。
・agentaddrファイル(環境変数OSAGENT_ADDR_FILEまたはプロパティvbroker.agent.addrFileでも指定できます)
・localaddrファイル(環境変数OSAGENT_LOCAL_FILEまたはプロパティvbroker.agent.localFileでも指定できます)
・htc.clienthandleraddrファイル(環境変数HVI_OSAGENT_CLIENTHANDLERADDR_FILEでも指定できます)
・プロパティvbroker.agent.addr
・プロパティvbroker.se.<サーバエンジン>.host
・プロパティvbroker.se.<サーバエンジン>.proxyHost
・プロパティvbroker.orb.initRef
・プロパティvbroker.orb.defaultInitRef(C++だけ)
・コマンドラインオプション ORBInitRef
・コマンドラインオプション ORBDefaultInitRef(C++だけ)
・コマンドラインオプション ORBagentAddr
・osagentのコマンドラインオプション -a
・環境変数OSAGENT_ADDR
また,ホスト名やIPアドレスを変更する前に作成したIORファイルは,変更後に再作成し,再配布してください。
-
仮想化環境での複製機能を使用し,かつグローバルトランザクションを使用する場合,仮想化環境の複製元にインプロセストランザクションサービスのステータスファイルを含まないように,インプロセストランザクションサービスのステータスファイルがあるときは削除します。
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(8) Service Coordinatorでの注意事項
Service Coordinatorでの注意事項を次に示します。
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複製を実施する前にすること
複製を実施する前に,複製元のマシンで実施する作業について説明します。
複製元のマシンで,手順1.〜手順2.を実施してください。
手順
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マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「実行環境に必要なソフトウェアを設定する」までの作業を実施します。
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次に示す構成ソフトウェアの「複製を実施する前にすること」の作業を実施します。
・Component Container
・Reliable Messaging
・HTTP Server
・TPBroker
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複製を実施したあとにすること
複製を実施したあとに,実施する作業について説明します。手順1.〜手順2.を実施してください。
手順
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複製先のマシンで,次に示す構成ソフトウェアの「複製を実施したあとにすること」の作業を実施します。
・Component Container
・Reliable Messaging
・Component Transaction Monitor
・Performance Tracer
・HTTP Server
・TPBroker
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複製元のマシン,および複製先のマシンで,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「HCSCサーバをセットアップする」以降の作業を実施します。
-