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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


付録A.2 セットアップウィザードでパラメタの省略値と異なる値が設定されるパラメタ(論理J2EEサーバ)

セットアップウィザードでパラメタの省略値と異なる値が設定されるパラメタのうち,論理J2EEサーバに設定されるパラメタについて次の表に示します。パラメタの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.11 論理J2EEサーバで指定できるパラメタ」を参照してください。

表A‒2 パラメタの省略値と異なる値が設定されるパラメタ(論理J2EEサーバ)

パラメタ名

パラメタの省略値

セットアップウィザードで設定される値

説明

ejbserver.connectionpool.applicationAuthentication.disabled

false

true

コンテナ管理のサインオンの最適化機能を有効にします。

ejbserver.ext.method_observation.interval

0

10

J2EEアプリケーション実行時間監視機能を使用します。また,タイムアウトとメソッドキャンセルを異なるスレッドで実行する時間間隔として10(単位:秒)を指定します。

ejbserver.jta.TransactionManager.defaultTimeOut

180

60

J2EEサーバ上で開始されるトランザクションのトランザクションタイムアウトの値として60(単位:秒)を指定します。

ejbserver.logger.channels.define.WebServletLogFile.filesize

4194304

16777216

Webサーブレットログのファイルサイズとして16777216(単位:バイト)を指定します。

add.jvm.arg

-Xms512m

Javaヒープメモリ領域の初期サイズとして512(単位:メガバイト)を指定します。

-Xmx512m

Javaヒープメモリ領域の最大サイズとして512(単位:メガバイト)を指定します。

-XX:MetaspaceSize=128m

Metaspace領域のFullGCのしきい値を変更する計算に使用する値であり,しきい値の最低値となる値を指定します。初期サイズとして128(単位:メガバイト)を指定します。

-XX:MaxMetaspaceSize=128m

Metaspace領域の最大サイズとして128(単位:メガバイト)を指定します。

-XX:+HitachiVerboseGC

拡張verbosegc情報を出力します。

-XX:HitachiVerboseGCIntervalTime=0

拡張verbosegc情報を出力する時間の間隔として0(単位:秒)を指定します。

-XX:+HitachiVerboseGCPrintCause

GCの要因内容を,拡張verbosegc情報の行末に出力します。

-XX:+HitachiOutputMilliTime

JavaVMログファイルに出力する日時に,ミリ秒まで出力します。

-XX:+HitachiCommaVerboseGC

拡張verbosegc情報の出力を,CSVファイルで取得できるようにコンマ形式で出力します。

-XX:HitachiJavaLogFileSize=4096k

JavaVMの作成するログファイルの最大サイズとして4096(単位:キロバイト)を指定します。

-XX:HitachiJavaLogNumberOfFile=4

JavaVMの作成するログファイルの最大数として4を指定します。

webserver.connector.nio_http.port

8080

80

システム構成の選択時,J2EEサーバだけを配置するシステム(j2ee-tier)を選択した場合に設定されます。NIO HTTPサーバのポート番号を標準のポート番号に指定します。

cpp.library.version

Linux(64ビット版)の場合

6

それ以外の場合

5

6

C++ライブラリのバージョンを指定します。

このパラメタはLinux(64ビット版を除く)だけで設定されます。

use.security

true

false

SecurityManagerを使用しません。

(凡例)−:なし

注※ Shift_JIS互換オプションを指定すると,エンコーディング名「Shift_JIS」が「MS932」の代替名として使用されます。