4.1.11 システムの環境変数を設定する
Management Serverを使用してシステムを構築する場合には,次に示すシステムの環境変数を設定します。システムの環境変数の設定方法については,OSのドキュメントを参照してください。この設定は,各ホストで実施します。
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論理J2EEサーバが強制停止された場合に,ユーザダンプを取得するときは,ユーザダンプの出力先ディレクトリを設定します。
ユーザダンプファイル(cjmemdump.dmp)は,この環境変数に設定したディレクトリ下に作成されます。
- (例)環境変数CJMEMDUMP_PATHに「C:\temp」を設定した場合
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C:\temp\cjmemdump.dmp
この環境変数を設定する場合は,次の点に注意してください。
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adminagent.properties(運用管理エージェントプロパティファイル)のadminagent.forcestop.threaddumpキーには,「true」を指定してください。「true」を指定していない場合,環境変数CJMEMDUMP_PATHを設定してもユーザダンプは出力されません。
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環境変数CJMEMDUMP_PATHには,存在するディレクトリを設定してください。ディレクトリが存在しない場合,ユーザダンプは出力されません。
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cjmemdump.dmpが,環境変数CJMEMDUMP_PATHに設定したディレクトリにある場合,そのファイルは上書きされます。
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タイムゾーンを指定します。通常は,「JST-9」を指定してください。ほかの値も指定できます。
- 注意事項
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- (Windowsの場合)
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環境変数ComSpecは,Windowsのインストール時に,システム環境変数として設定されます。環境変数ComSpecがない場合,PRFの起動に失敗するなどの問題が発生します。環境変数ComSpecが設定されていることを確認して,存在しない場合には,コマンドラインインタプリタ(cmd.exeなど)のフルパスを設定してください。