2.2.8 システム環境定義の設定とは
システム環境のセットアップが完了した時点では,各種定義ファイルのパラメタには,デフォルト値が設定されています。システム要件を満たしたシステム環境にするためには,各種定義ファイルのパラメタの設定値を必要に応じて変更します。この作業をシステム環境定義の設定といいます。
システム要件で設定する代表的なパラメタとして,タイムアウトを設定する作業について説明します。
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タイムアウトの設定は,システムのトラブル発生を検知して,リクエストの応答が返らなくなることを防ぎ,適宜リソースを解放することを目的とします。システムのタイムアウト,トランザクションのタイムアウト,データベースのタイムアウトなどが設定できます。タイムアウトに設定する値の考え方については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「8.6 タイムアウトを設定する」を参照してください。