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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


1.3.10 [新規バイナリフォーマット定義ファイル]ウィザードのページ

[新規バイナリフォーマット定義ファイル]ウィザードを選択したときに表示されるページの設定項目について説明します。バイナリフォーマット定義ファイルの作成手順については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「4.4.3 バイナリフォーマット定義ファイルを新規作成する」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) COBOL登録集原文設定ページ

変換するCOBOL登録集原文ファイルや,変換時に必要な情報を設定するページです。

図1‒62 COBOL登録集原文設定ページ

[図データ]

[COBOL登録集原文のファイル名]

変換するCOBOL登録集原文ファイル名を指定します。

[参照]ボタン

COBOL登録集原文ファイルを設定するダイアログが表示されます。

[PICTURE句の通貨編集文字]

PICTURE句の文字列で使用する通貨文字を指定します。初期値は「\」が指定されています。

PICTURE句の通貨編集文字に指定できる文字を次に示します。

「!」,「#」,「$」,「%」,「&」,「<」,「>」,「?」,「@」,「F」,「G」,「H」,「I」,「J」,「K」,「L」,「M」,「O」,「Q」,「T」,「U」,「W」,「Y」,「[」,「\」,「]」,「^」,「_」,「`」,「{」,「|」,「}」,「~」,半角カタカナ(MS932コードの0xA1〜0xDF)

[基本項目の文字コード]

基本項目で使用されている文字コードを選択します。初期値は「MS932」が選択されています。ここで選択した文字コードは,バイナリフォーマット定義ファイルの文字コードとして設定されます。

基本項目で選択できる文字コードを次に示します。

  • MS932

  • UTF8

  • UTF16_BIG

  • UTF16_LITTLE

  • JIS

  • EUC

  • EUC-HJ

  • KEIS+EBCDIC

  • KEIS+EBCDIK

  • KEIS

  • IBM_CODE+EBCDIC(LATIN)

  • IBM_CODE+EBCDIC(KANA)

  • IBM_CODE

  • JEF+EBCDIC

  • JEF+EBCDIK

  • JEF

  • CUSTOM

[2進形式のエンディアン]

2進形式のエンディアンをビッグエンディアンまたはリトルエンディアンのどちらかから選択します。初期値は「リトルエンディアン」が選択されています。

[次へ]ボタン

データ項目設定ページへ進みます。

(2) データ項目設定ページ

COBOL登録集原文ファイルを変換した結果が表示されます。各項目は複数列のツリービューで表示されます。

図1‒63 データ項目設定ページ

[図データ]

[定義項目]
[レベル番号]

COBOL登録集原文ファイルで指定されていた項目のレベル番号が表示されます。集団項目で下位の項目を非表示にしたい場合は,[レベル番号]の左のボタンをクリックします。

[データ名]

COBOL登録集原文ファイルで指定されていた項目のデータ名が表示されます。

[別名]

バイナリフォーマット定義ファイルの要素名として使用される名称が表示されます。セルをクリックすることで名称を変更できます。[別名]を設定しない場合は,[データ名]に表示された名称がバイナリフォーマット定義ファイルの要素名となります。

[別名]に入力できる文字列は,次の条件を満たしている必要があります。条件を満たしていない場合,[別名]は設定されません。

  • NCNameで使用できる文字であること

    NCNameで使用できない文字が使用されている場合は,「_」に置き換えられます。

  • 同じ親を持つ兄弟データ項目のデータ名または別名と重複しないこと

なお,FILLERの場合は同じ親を持つ兄弟データ項目ごとに「_.00001」,「_.00002」のように,先頭2文字が「_.」で,残り5文字が昇順の番号となる名称で別名が設定されます。

[データ名]に表示された名称が,同じ親を持つ兄弟データ項目のデータ名または別名と重複する場合は,[データ名]の末尾に数値が付加された名称が別名に設定されます。

[データ種別]

変換後のバイナリフォーマット定義ファイルでの属性が表示されます。COBOLのデータ型と変換後のバイナリフォーマット定義ファイルのデータ型の対応については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「4.5.2 データ項目の設定(COBOL85言語の形式を使用する場合)」のデータ型の対応の説明を参照してください。

[出現回数]

COBOL登録集原文ファイルのOCCURS句で2以上の値が指定されている場合に,指定された値が表示されます。

[次へ]ボタン

出力ファイル設定ページへ進みます。

(3) 出力ファイル設定ページ

バイナリフォーマット定義ファイルを出力するときに使用します。

図1‒64 出力ファイル設定ページ

[図データ]

[親フォルダを入力または選択]

入力または選択したフォルダ名が表示されます。

[ファイル名]

バイナリフォーマット定義ファイル名を指定できます。初期値は「(フォーマット名)+".fdx"」が指定されています。NCNameで使用できる文字を入力できます。

[フォーマット名]

バイナリフォーマット定義ファイルのフォーマット名を指定できます。初期値は[ファイル名]から拡張子を除いた文字列となります。NCNameで使用できる文字を入力できます。[フォーマット名]に文字を入力すると,「入力した文字+".fdx"」が[ファイル名]にも連動して設定されます。