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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


7.10.4 ルートアプリケーション情報の一覧表示

読み込んだ性能解析トレースファイルのルートアプリケーション情報一覧を性能解析トレースの出力開始順に表示します。表示件数,表示する内容および順番を指定できます。

〈この項の構成〉

(1) 入力形式

メッセージトラッキングプロンプトでlsコマンドを実行します。lsコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscmsgtk(メッセージトラッキング機能の起動)」にある一覧表示コマンドを参照してください。

表示件数を指定する場合

指定した件数のルートアプリケーション情報が表示されます。出力順はオプション指定によって異なりますが,新しい情報から指定した件数分を表示します。

実行形式を次に示します。

ls <表示する件数>
エラーが発生したルートアプリケーション情報を表示する場合

-eオプションを指定して実行します。エラーが発生したルートアプリケーション情報だけが表示されます。

実行形式を次に示します。

ls -e

エラーの発生している個所がサービスプラットフォームのトレースポイント以外の場合,「7.10.3 性能解析トレースの表示」の方法でトレースを表示しても,エラー個所のトレースは表示されません。そのため,サービスプラットフォーム以外で発生したエラーを確認したい場合は,出力モードを詳細出力モードにして,すべての性能解析トレースを出力してください。出力モードについては,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscmsgtk(メッセージトラッキング機能の起動)」にある出力モード切り替えコマンドを参照してください。

経過時間の昇順にルートアプリケーション情報を表示する場合

-tオプションを指定して実行します。ルートアプリケーション情報が示す一連の性能解析トレースで,最初に出力されたトレースから最後に出力されたトレースまでの経過時間の昇順にルートアプリケーション情報が表示されます。

実行形式を次に示します。

ls -t

(2) 出力形式

出力形式を次に示します。

1

2

startDate startTime RootAPInfo processingTime(msec)

先頭トレース出力日 先頭トレース出力時間 ルートアプリケーション情報 経過時間

2行目はルートアプリケーション情報分出力されます。

1行目:カラム

性能解析トレースに対応するカラムが出力されます。出力形式と同じ内容が出力されます。

2行目:ルートアプリケーション情報の内容

カラムに対応するルートアプリケーション情報の内容が出力されます。

表示項目

対応するカラム

説明

先頭トレース出力日

startDate

最初に性能解析トレースが出力された日を示します。

先頭トレース出力時間

startTime

最初に性能解析トレースが出力された時間を示します。

ルートアプリケーション情報

RootAPInfo

ルートアプリケーション情報を示します。

経過時間

processingTime(msec)

ルートアプリケーション情報が示す一連の性能解析トレースで,最初に出力されたトレースから最後に出力されたトレースまでの経過時間(ミリ秒)を示します。

(3) 出力例

出力例を次に示します。