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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


3.1.10 HCSCコンポーネントの定義ファイルを運用環境に設定,更新する

運用環境に取得した定義ファイルは,csccmctlコマンドに-operation setオプションを指定して実行することで運用環境に設定します。すでに定義ファイルを設定している場合は,再度-operation setオプションを指定して実行することで設定内容が更新されます。

この項では,csccmctlコマンドの-operation setオプションで,次に示すHCSCコンポーネントの定義ファイルを設定,および更新する方法について説明します。なお,このオプションで設定した定義ファイルは,運用環境でだけ有効になります。

注※

FTP受付の定義ファイルの設定方法については,次に示す個所を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) コマンドの使用例

HCSCコンポーネントの定義ファイルを設定,および更新する場合のコマンドの使用例を次に示します。csccmctlコマンドの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccmctl(定義ファイルの管理)」を参照してください。

例1

クラスタ名が「CLS1」,サービスIDが「ADP1」で,「C:¥tmp」以下のディレクトリに配置されている定義ファイル「csccustomadapter.properties」を運用環境に設定,または更新する場合

csccmctl -cluster CLS1 -name ADP1 -targetfilename csccustomadapter.properties -basedir C:\tmp -operation set
例2

クラスタ名が「CLS1」,サービスIDが「ADP1」で,「C:¥tmp」以下のディレクトリに配置されているTP1アダプタに設定する通信定義ファイル「adptp1_config.xml」を運用環境に設定,または更新する場合

csccmctl -cluster CLS1 -name ADP1 -targetfilename adptp1_config.xml -basedir C:\tmp -operation set

なお,設定および更新した定義内容は次のどれかの場合に削除されます。

(2) 注意事項