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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


2.1.7 アンインストール

Service Platform,および構成ソフトウェアについて,アンインストールの対象とアンインストール方法を説明します。

〈この項の構成〉

(1) アンインストールする前に

Service Platform,およびService Platformの構成ソフトウェアであるService Coordinatorをアンインストールする前に知っておかなければならない内容と,アンインストールする前に行う作業について説明します。

(a) 対象となるファイルおよびディレクトリ

通常インストーラで作成したファイル,ディレクトリだけが削除されます。削除対象のディレクトリ配下にファイルを作成した場合は,アンインストール時に削除されるため注意してください。

ただし,次の表に示すファイルはアンインストールしても削除されません。これらのファイルが配置されているディレクトリも削除されないで残ります。次の表に,<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC下のファイルのうち,アンインストールで削除されないファイルを示します。

表2‒1 アンインストールで削除されない<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC下のファイル

ファイルが削除されないディレクトリ

左記ディレクトリのうち削除されないファイル

config

adpfop

サブディレクトリtemplatesの配下を除くすべてのファイル

common

すべてのファイル

ftprecp

サブディレクトリtemplatesの配下を除くすべてのファイル

mail

manager

msg

  • cmdconf.bat(Windows版の場合)1

  • cmdconf(UNIX版の場合)

custom-adapter

Command\config

サブディレクトリtemplatesの配下を除くすべてのファイル

File\config

FTP\config

FTP\log

すべてのファイル

HTTP\config

サブディレクトリtemplatesの配下を除くすべてのファイル

Kafka\config

サブディレクトリtemplatesの配下を除くすべてのファイル

MQ\config

サブディレクトリtemplatesの配下を除くすべてのファイル

OA\config

次のファイルを除くすべてのファイル

  • templatesの配下のファイル

  • adpoacmd.properties※2

  • wrappercode.properties※2

  • wrappertype.properties※2

OA\log※2

すべてのファイル

SFTP\config

サブディレクトリtemplatesの配下を除くすべてのファイル

TP1\config

custom-reception

fileevent\config

サブディレクトリtemplatesの配下を除くすべてのファイル

http\config\any-response

すべてのファイル

kafka\config

サブディレクトリtemplatesの配下を除くすべてのファイル

inbound-adapter

ftp\config

次のファイルを除くすべてのファイル

  • サブディレクトリcommandの配下のファイル

  • サブディレクトリFTP_Inbound_Resource_Adapterのlog4j.xml

  • サブディレクトリFTP_Inbound_Resource_Adapterのserverstatus.properties

  • サブディレクトリtemplateの配下のファイル

ftp\logs

すべてのファイル

log

すべてのファイル

repository

すべてのファイル

spool

Command

すべてのファイル

fileevent

すべてのファイル

ftp

すべてのファイル

userlib

codetables

すべてのファイル

customfunc

すべてのファイル

注※1

Windows版の場合,Service Coordinator 01-50以前のバージョンから,Service Coordinator 01-60以降のバージョンに更新インストールでアップグレードしたあとにアンインストールすると,<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\msg\cmdconf.batが削除されます。そのため,アンインストールしたあとで,再度インストールしてシステムを構築する場合は,cmdconf.batに設定した内容を再設定する必要があります。

なお,Service Coordinator 01-60以降のバージョンを新規インストールしたあとにアンインストールした場合は,<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\msg\cmdconf.batは削除されません。

注※2

Windowsの場合だけ存在するディレクトリまたはファイルです。

また,上記の表にない次のディレクトリ配下のファイルについては,インストール後に製品によって作成されますが,アンインストール時に削除されます。

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-adapter\OA\tmp

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\DB\area

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\DB\bats

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\monitor\spool

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\spool\manager

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\spool\migration

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\spool\msg

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\system\msg

(b) アンインストールする前に行う作業

Service Coordinatorをアンインストールする前に,次の作業を実施する必要があります。

システムのアンセットアップ

システムをアンセットアップします。システムをアンセットアップしないでアンインストールすると,データベースのテーブル,J2EEサーバのJ2EEアプリケーションおよびReliable Messagingのキューが削除されずに残ってしまいます。

システムのアンセットアップ方法については,「3.3 システムのアンセットアップ」を参照してください。

J2EEサーバおよびManagement Serverの停止

J2EEサーバおよびManagement Serverを停止します。

J2EEサーバの停止方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「11.10.7 J2EEサーバの停止」を参照してください。Management Serverの停止方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「3.1.3 システムを停止する(GUI利用時)」を参照してください。

(2) Service Platformのアンインストール

Service Platformのアンインストール手順については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「3.3 システム環境のアンセットアップとApplication Serverのアンインストール」を参照してください。アンインストール上の注意事項については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「付録I インストールおよびアンインストールするときの注意事項」を参照してください。なお,アンインストール手順の製品名「Application Server」は,「Service Platform」と読み替えてください。