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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


2.1.6 HCSC-Managerを使用するためのManagement Serverの設定

HCSC-Managerを使用するための設定を,HCSC-Managerの接続先となる実行環境のマシンで実施します。設定手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)の設定

実行環境のmserver.properties(Management Server環境設定ファイル)に,プロパティを追加します。mserver.propertiesの格納先とmserver.propertiesに追加するプロパティを次に示します。

(a) mserver.propertiesの格納先

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\config\mserver.properties

(b) 追加するプロパティ

com.cosminexus.mngsvr.management.enabled=true
com.cosminexus.mngsvr.management.connector.enabled=true
com.cosminexus.mngsvr.management.port=28099※1
ejbserver.naming.port=28900※2
ejbserver.server.edition.settingforce=
mngsvr.myhost.name=localhost
注※1

HCSC-Managerからの接続ポート番号を指定します。設定を省略した場合,デフォルトで28099が設定されます。

注※2

HCSC-Managerからの接続ポート番号を指定します。設定を省略した場合,デフォルトで28900が設定されます。

注意

Management Serverの起動前に必ず設定してください。設定する前にManagement Serverを起動した場合は,cscで始まるコマンドがエラーになる場合があります。

(2) mserver.cfg(Management Server用オプション定義ファイル)の設定

実行環境のmserver.cfg(Management Server用オプション定義ファイル)に,プロパティを追加します。

mserver.cfgの格納先とmserver.cfgに追加するプロパティを次に示します。

(a) mserver.cfgの格納先

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\config\mserver.cfg

(b) 追加するプロパティ

データベースでOracleを使用する場合
web.add.class.path=<Oracle JDBC Thin DriverのJARファイル名(フルパス)>
注※

該当するJARファイルがOracle JDBC Thin Driver 18.3.0.0.0の場合の例を次に示します。

<Oracle Clientのインストールディレクトリ>/jdbc/lib/ojdbc8.jar
データベースでHiRDBを使用する場合
HiRDB/Single Server,HiRDB/Parallel ServerまたはHiRDB Serverをインストールしているとき
  • Windowsの場合

    add.library.path=<HiRDBのインストールディレクトリ>\CLIENT\UTL
  • UNIXの場合

    add.library.path=<HiRDBの運用ディレクトリ>/client/lib
HiRDB/Run Time,またはHiRDB/Developer's Kitをインストールしているとき
  • Windowsの場合

    add.library.path=<HiRDBのインストールディレクトリ>\utl
  • UNIXの場合

    add.library.path=<HiRDBのインストールディレクトリ>/client/lib
JDBCドライバにHiRDB Type4 JDBC Driverを利用するとき
web.add.class.path=<HiRDB Type4 JDBC DriverのJARファイル名(フルパス)>
注※

HiRDBのインストールディレクトリ下の「pdjdbc2.jar」が該当するJARファイルです。

(3) adminagent.properties(運用管理エージェントプロパティファイル)の確認

(a) adminagent.propertiesの格納先

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\config\adminagent.properties

(b) 確認するプロパティ

次に示すプロパティに「2」が設定されているか,プロパティが省略されていることを確認してください。

adminagent.j2ee.watch.level=2

(4) 運用管理エージェントの起動(起動済みの場合は再起動)

Management Server環境設定ファイルおよびManagement Server用オプション定義ファイルを設定したあとは,運用管理エージェントを起動する必要があります。すでに起動している場合は再起動してください。

運用管理エージェントの起動については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.17 運用管理エージェントを起動する」を参照してください。

(5) Management Serverの起動(起動済みの場合は再起動)

Management Server環境設定ファイルおよびManagement Server用オプション定義ファイルを設定したあとは,Management Serverを起動する必要があります。すでに起動している場合は再起動してください。

Management Serverの起動については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.18 Management Serverを起動する」を参照してください。

(6) MBeanの起動確認

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\log\message\下の最新のmngmessage[n].logファイルにKEOS27010-Iメッセージが22個出力されることを確認します。

なお,KEOS27010-Iメッセージの可変値のファイル名には,次に示すどれかが出力されます。

注意事項

バージョン07-50以降では,「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\mbean-plugins」配下のファイルを,「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\mbean-plugins」にコピーする作業は不要です。

次のファイルが存在する場合,ファイルを削除したあとに(3)〜(5)の手順を行ってください。

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\mbean-plugins\config\50cscbp.xml

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\mbean-plugins\config\50cscmsg.xml

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\mbean-plugins\lib\cscbp_mbean.jar

  • <サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\manager\mbean-plugins\lib\cscmsg_mbean.jar