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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


1.2.3 運用環境と実行環境の構成

クラスタ構成にする場合に実現できる運用環境と実行環境の構成パターンを次に示します。

表1‒1 クラスタ利用時の運用環境と実行環境の構成

構成パターン

説明

データベース

運用・実行1対1構成

運用環境と実行環境を1対1にして配置します。

運用集約構成

実行時に利用するサーバに,運用環境を集約します。

(凡例)

○:データベースを利用できます。

△:新規導入の場合だけデータベースを利用できます。

注※

バージョンが08-70より前の場合,データベースを利用できません。また,08-70以降にバージョンアップするときに,データベースを利用した運用・実行1対1構成には移行できません。

データベースを利用した運用・実行1対1構成を実現したい場合は,移行ではなく新規で運用・実行1対1構成を構築し,クラスタ内のすべてのHCSCサーバをアンセットアップする必要があります。その際,データベースに格納されているクラスタの共有テーブル(共有しているプロセスインスタンスや実行履歴などの情報)が削除されます。

運用・実行1対1構成の構成例を次の図に示します。

図1‒4 運用・実行1対1構成の構成例

[図データ]

運用集約構成の構成例を次の図に示します。

図1‒5 運用集約構成の構成例

[図データ]