1.2.2 ネットワーク上の位置づけ
開発環境,運用環境および実行環境は,インターネットやイントラネットなどのネットワークを使って連結してシステムを構成します。
システム全体での運用環境および実行環境のネットワーク上の位置づけについて次の図に示します。なお,実行環境の構成は,運用の形態によって異なります。実行環境の構成については,「1.4 運用方針の決定」を参照してください。
運用環境と実行環境は同じマシンに構築することを推奨します。
なお,開発環境は別のネットワーク上に構築することができます。
実行環境でのサービス部品の実行状態などの情報は,Service Platformが稼働しているマシンに構築したデータベースへ蓄積されます。
また,Service Platformが稼働しているマシンとネットワークで接続できる別マシン上に,データベースを構築することもできます。この場合,Service Platformが稼働しているマシンと,データベースを構築したマシンはLAN回線などで接続します。
なお,Service Platformが稼働しているマシンで使用するデータベースは,次の構成をとることができます。
- クラスタ構成にしない場合
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Service Platformに対して1つのデータベースを作成してください。また,データベースのスキーマをService Platformごとに分割することで,複数のService Platformを1つのデータベースで使用できます。
- クラスタ構成にする場合
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クラスタに対して1つのデータベースを作成し,複数のService Platformでデータベースを共有してください。