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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編


付録K.1 ユーザ定義受付(呼出先選択)の追加

ここでは,ユーザ定義受付(呼出先選択)のHTTP受付を追加する手順について説明します。

  1. Eclipseのメニューから,[ウィンドウ]−[ビューの表示]−[その他]を選択します。

    [ビューの表示]ダイアログが表示されます。

  2. [HCSC-Definer]−[HCSCTE ビュー]を選択し,[開く]ボタンをクリックします。

    ツリービューにサービス定義一覧が表示されます。

  3. ツリービューのサービス定義一覧で右クリックして[ユーザ定義受付(呼出先選択)追加]を選択します。

    受付種別選択ウィザードが表示されます。

  4. [次へ]ボタンをクリックします。

    HTTP受付の追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。

  5. [受付名]を指定します。

    HTTP受付の名称を1〜40バイトで指定します。

    受付名は,サービス定義一覧上のほかのユーザ定義受付(呼出先選択)と重複しないように指定してください。

  6. [終了]ボタンをクリックします。

    [終了]ボタンをクリックすると,必要なファイルが作成され,リポジトリに保存されます。ユーザ定義受付定義画面(基本)が表示されます。

  7. HTTP受付の定義情報を設定します。

    ユーザ定義受付(呼出先選択)では,[オペレーション]にHTTPリクエスト時に指定したHTTPメソッドを指定します。

    そのほかのHTTP受付の設定項目については,「2.5.4 HTTP受付を追加する」を参照してください。

    また,HTTP受付を利用した処理や構成例については,マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「2.14 HTTP通信を使用したクライアントとの接続」を参照してください。

  8. ユーザ定義受付(詳細)タブをクリックします。

    ユーザ定義受付定義画面(詳細)が表示されます。

  9. HTTP受付の定義情報を設定します。

    HTTP受付の設定項目について次の表に示します。

    表K‒1 HTTP受付のユーザ定義受付定義画面(詳細)の設定項目

    分類

    項目

    設定内容

    設定

    ユーザ定義受付制御情報

    独自定義ファイル

    次の独自定義ファイルが設定されていることを確認します。

    • cscurecphttp.properties※1

    • cscurecphttp_selection.properties※2

    • cscurecphttp_header.properties※3

    ここに設定されているのはテンプレートファイルです。修正が必要な場合はファイルを選択して[編集]ボタンをクリックし,独自定義ファイルの内容を修正してください。

    EARファイル

    次のEARファイルが設定されていることを確認します。

    • cscmsg_urecp_http.ear※4

    ×

    (凡例)

    ◎:必ず設定します。

    ×:表示されている内容を確認します。

    注※1

    cscurecphttp.propertiesの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.11.3 HTTP受付定義ファイル」を参照してください。

    注※2

    ユーザ定義受付(呼出先選択)では,HTTP受付サービス選択定義ファイル(cscurecphttp_selection.properties)に,呼び出し先のビジネスプロセス名,HTTPメソッド(オペレーション名)など,ビジネスプロセスを呼び出すために必要な設定項目を必ず定義してください。定義しない場合は,受付起動時にエラーとなります。

    cscurecphttp_selection.propertiesの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.11.2 HTTP受付サービス選択定義ファイル」を参照してください。

    注※3

    cscurecphttp_header.propertiesの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.11.1 HTTPレスポンスヘッダ定義ファイル」を参照してください。

    注※4

    ファイルの格納先ディレクトリは「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-reception\http\lib」です。