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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編


2.8.2 Kafka受付の電文フォーマットを作成する

Kafka受付では要求電文フォーマットを使用します。応答電文フォーマットの設定は不要です。

Kafka受付で使用する要求電文フォーマットの形式と作成方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) ヘッダ電文の電文フォーマット

Kafka受付のヘッダ電文の電文フォーマットは,サービスプラットフォームが提供するスキーマを使用します。そのため,ヘッダ電文の定義ファイルの作成は不要です。

サービスプラットフォームが提供する電文フォーマットのXMLスキーマは,「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-reception\kafka\schema」に格納されています。

Kafka受付の要求電文フォーマットの形式を次に示します。名前空間名は「http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/reception/kafka/request」です。

表2‒29 Kafka受付のヘッダ電文の要求電文フォーマット

タグ名

種別

出現回数

説明

<request>

1回

<record>

1回

レコードの情報

<topic>

string

1回

レコードが格納されているトピックのトピック名が設定されます。

<headers>

0または1回

ヘッダ一覧が設定されます。

ヘッダが設定されている場合だけ出現します。

<header>

1回以上

headers要素がある場合だけ出現します。

<key>

string

1回

ヘッダのキーが設定されます。

header要素がある場合だけ出現します。

<value>

string

0または1回

ヘッダの値が設定されます。

header要素がある場合だけ出現します。ただし,値がnullの場合は出現しません。

また,空のバイト配列が設定されていた場合は,空要素となります。

<key>

string

0または1回

レコードのキーです。レコードのキーがnullの場合は,出現しません。また,キーがバイト配列で,かつ空のバイト配列が設定されていた場合は,空要素となります。

<partition>

int

1回

レコードが格納されているパーティションIDです。

<offset>

long

1回

レコードのオフセットです。

<timestamp>

long

1回

レコードに設定されているタイムスタンプです。

(凡例)

−:該当する項目はありません。

(2) ボディ電文の電文フォーマット

Kafka受付のボディ電文の電文フォーマットについては,スキーマの形式は任意です。ボディ電文の電文種別に合わせてスキーマを作成する必要があります。

ボディ電文は,次の電文形式を使用できます。

JSON-XML変換を行う場合は,ボディ電文の電文フォーマットをJSON変換ツールで生成する必要があります。JSON変換ツールの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「13. JSON変換ツールを使用したデータ変換」を参照してください。