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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編


2.5.3 HTTP受付の定義ファイルを作成する

ここでは,HTTP受付で使用する定義ファイルの種類について説明します。

定義ファイルの種類を次に示します。

表2‒18 定義ファイルの種類

定義ファイル

説明

省略可否

HTTPレスポンスヘッダ定義ファイル

応答電文のヘッダ変数が省略されている場合に,デフォルトのHTTPレスポンスのヘッダ定義を指定するためのファイルです。

HTTP受付定義ファイル

HTTP受付を使用する際に必要なパラメタを設定するためのファイルです。

※1

JSON-XML変換定義ファイル

JSON-XML変換の動作を変更するためのファイルです。

※2

HTTP受付サービス選択定義ファイル

ユーザ定義受付(呼出先選択)のHTTP受付から呼び出すビジネスプロセスの情報と呼び出し条件を設定するためのファイルです。

※3

注※1

HTTP受付定義ファイルを省略した場合,HTTP受付定義ファイルのテンプレートファイルのデフォルト値が使用されます。

注※2

JSON-XML変換定義ファイルを省略した場合,JSON-XML変換定義ファイルのテンプレートファイルのデフォルト値が使用されます。

注※3

ユーザ定義受付(呼出先選択)のHTTP受付を使用する場合は,省略できません。

HTTPレスポンスヘッダ定義ファイルおよびHTTP受付定義ファイルは,HTTP受付の追加時に,サービスプラットフォームが提供するテンプレートファイル(cscurecphttp_header.propertiesおよびcscurecphttp.properties)を編集して利用します。そのため,HTTPレスポンスヘッダ定義ファイルおよびHTTP受付定義ファイルの作成は不要です。

JSON-XML変換定義ファイルのテンプレートファイル(csc_json_converter.properties)は,「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\msg\templates」に格納されています。使用する場合は,テンプレートファイルを独自定義ファイルとして追加し,ファイルを編集してください。ファイル名は「csc_json_converter.properties」で固定です。

ファイルの内容については,ボディ変数用の電文フォーマットの作成時に使用したJSON-XML変換定義ファイルと合わせてください。