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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


12.2.1 JSON-XML変換API変換定義の設定

JSON-XML変換API変換定義で,JSON-XML変換APIの変換動作を設定することができます。変換動作を設定する場合は,次に示すJsonXmlConverterPropertyクラスを使用します。

JSON-XML変換APIの詳細については,「12.2.3 JSON-XML変換APIの詳細」を参照してください。

パッケージ

jp.co.Hitachi.soft.csc.common.converter.json

クラス

JsonXmlConverterProperty

メソッド名とデフォルト値を次に示します。JSON形式からXML形式に変換する際の変換動作を変更できます。

表12‒19 JSON-XML変換の変更可能な動作と対応するメソッド名およびデフォルト値

項番

メソッド名

デフォルト値

説明

1

setArrayName

csc-array

csc-array要素の要素名を変更できます。

2

setElementName

csc-element

csc-element要素の要素名を変更できます。

3

setSimpleElementName

csc-simple

csc-simple要素の要素名を変更できます。

4

setObjectName

csc-object

csc-object要素の要素名を変更できます。

5

setTypeIncludeEnabled

false

JSON形式データの種別を,XML形式データの属性に含めるかどうかを設定できます。

各メソッドの詳細を次に示します。(1)〜(5)と表の項番1〜5は対応しています。

〈この項の構成〉

(1) csc-array要素の要素名の変更

NCName書式の値で任意の名称を設定できます。配列から始まるJSON形式データをXML形式データに変換する際に使用される,csc-array要素の要素名です。

(2) csc-element要素の要素名の変更

NCName書式の値で任意の名称を設定できます。JSONの配列をXMLに変換する際に使用される,csc-element要素の要素名です。変換後の要素名は,「設定値+アンダーバー(_)+親要素名」となります。

(3) csc-simple要素の要素名の変更

NCName書式の値で任意の名称を設定できます。JSONの配列をXMLに変換する際に使用される,csc-simple要素の要素名です。

(4) csc-object要素の要素名の変更

NCName書式の値で任意の名称を設定できます。オブジェクトから始まるJSON形式データをXML形式データに変換する際に使用される,csc-object要素の要素名です。

(5) JSONのデータ種別をXMLの属性に含めるかどうかの設定

JSONの「文字列型」などのデータ種別を,変換後のXMLの属性に含めるかどうかの設定を変更できます。デフォルトでは,JSONのデータ種別をXMLの属性に含めません。JSONのデータ種別,および変換後のXMLに設定される属性を次の表に示します。

表12‒20 JSONのデータ種別とXMLの属性の対応表

JSONのデータ種別

XMLの属性

オブジェクト

class="object"

配列

class="array"

文字列

type="string"

数値

type="number"

boolean

type="boolean"

JSONのデータ種別をXMLの属性に含める場合の変換例を,次の図に示します。

図12‒9 JSONのデータ種別をXMLの属性に含める場合の変換例

[図データ]

下線が付いている属性がJSONのデータ種別です。

注※

配列値が文字列型,数値型,boolean型の場合,属性はcsc-element要素に設定されます。csc-simple要素には設定されません。