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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


12.2 JSON-XML変換APIを使用したデータの形式変換

JSON-XML変換APIは,JSON形式のデータとXML形式のデータを相互に変換するためのAPIです。JSON-XML変換APIを使用したライブラリでは,JSON形式のデータとXML形式のデータを,一定の基準に従って直接変換できます。

JSON-XML変換APIを使用した変換例を次の図に示します。

図12‒6 JSON-XML変換APIを使用した変換例

[図データ]

注意事項

J2EEサーバ上で稼働するJ2EEアプリケーション,またはビジネスプロセス中のJava呼出アクティビティから,JSON-XML変換APIを使用してください。

JSON形式のデータをXML形式のデータに変換,またはXML形式のデータをJSON形式のデータに変換することによって,サービスプラットフォームが提供するデータ変換機能と連携ができます。

データ変換機能と連携する変換例を次の図に示します。

図12‒7 データ変換機能と連携する変換例

[図データ]

データ変換機能に設定するフォーマット(XMLスキーマ)は,JSON変換ツールで生成します。JSON変換ツールは,JSON形式のデータを受け取り,JSON-XML変換後のXML形式のデータに適合するフォーマットを生成します。

JSON変換ツールの詳細については,「13. JSON変換ツールを使用したデータ変換」を参照してください。

JSON形式のデータからフォーマット(XMLスキーマ)を作成し,設定するまでの流れを次の図に示します。

図12‒8 JSON形式のデータからフォーマット(XMLスキーマ)を作成,設定するまでの流れ

[図データ]

また,JSON変換ツールを使用して,JSON-XML変換の動作を確認できます。JSON-XML変換をする前にJSON変換ツールを実行して,JSON-XML変換処理が正しくできるかどうか,および変換結果が正しいかどうかを確認してください。

JSON-XML変換で扱うJSONと標準JSONとの差異,およびJSON-XML変換の規則の詳細については,「11. JSONデータの変換」を参照してください。

〈この節の構成〉