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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


7.11.2 マッピングできるノードおよびファンクションの対応

マッピング時は,マッピングできる変換元ノード,変換先ノード,およびファンクションの対応を考える必要があります。マッピングできる変換元ノード,変換先ノード,およびファンクションの対応について説明します。

変換元ノードから変換先ノードへのマッピングの対応を次に示します。

表7‒11 変換元ノードから変換先ノードへのマッピング

マッピング元

マッピング先

変換元ノード

変換先ノード

単純内容※1※2

複合内容※1

属性※1※3

単純内容※1※2

×

複合内容※1

×

×

×

属性※1※3

×

(凡例)

○:マッピングできます。

×:マッピングできません。または,マッピング線を引けますが,検証でエラーが発生します。

注※1

単純内容,複合内容,および属性については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.4 データ変換定義画面」を参照してください。

注※2

any要素はany要素とだけマッピングできます。

注※3

anyAttribute属性はanyAttribute属性とだけマッピングできます。

変換元ノードからファンクションへのマッピングの対応を次に示します。

表7‒12 変換元ノードからファンクションへのマッピング

マッピング元

マッピング先

変換元ノード

ファンクション

文字列系

数値系

ビット系

ノード系

制御系

その他

文字列連結

部分文字列取得

文字数取得

文字列調査

空白除去

数値フォーマット変換

数値演算

端数処理

総和

否定演算

論理演算

シフト演算

ノード数取得

ノード名取得

ノード調査

くり返し

選択

定数

カスタム

(文字列型)

カスタム(ノード一覧型)

値置換え

基数変換※1

XPath

単純内容※2※3

×

×

複合内容※2

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

※4

×

×

×

属性※2※5

×

×

×

(凡例)

○:マッピングできます。

×:マッピングできません。または,マッピング線を引けますが,検証でエラーが発生します。

注※1

入力基数は16進数,10進数,または2進数です。

注※2

単純内容,複合内容,および属性については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.4 データ変換定義画面」を参照してください。

注※3

any要素は,any要素,文字列型カスタムファンクション,またはノード一覧型カスタムファンクションとマッピングできます。any要素とany要素の間にノード一覧型カスタムファンクションを入れたマッピングができます。any要素とノード一覧型カスタムファンクションの間にファンクションを入れたマッピングはできません。また,文字列型カスタムファンクションの引数がString型の場合,マッピング線を引いても検証でエラーが発生します。

注※4

文字列型カスタムファンクションの引数がString型の場合,マッピング線を引いても検証でエラーが発生します。

注※5

anyAttribute属性は,anyAttribute属性,文字列型カスタムファンクション,またはノード一覧型カスタムファンクションとマッピングできます。anyAttribute属性とanyAttribute属性の間にファンクションを入れたマッピングはできません。anyAttribute属性とノード一覧型カスタムファンクションの間にファンクションを入れたマッピングはできません。また,文字列型カスタムファンクションの引数がString型の場合,マッピング線を引いても検証でエラーが発生します。

ファンクションから変換先ノードへのマッピングの対応を次に示します。

表7‒13 ファンクションから変換先ノードへのマッピング

マッピング元

マッピング先

ファンクション

変換先ノード

単純内容※1※2

複合内容※1

属性※1※3

文字列系

文字列連結

×

部分文字列取得

×

文字数取得

×

文字列調査

×

空白除去

×

数値系

数値フォーマット変換

×

数値演算

×

端数処理

×

総和

×

ビット系

否定演算

×

論理演算

×

シフト演算

×

ノード系

ノード数取得

×

ノード名取得

×

ノード調査

×

制御系

くり返し

×

選択

その他

定数

文字列

×

数値

×

論理値

×

特殊ノード

カスタム(文字列型)

×

カスタム(ノード一覧型)

×

値置換え

×

基数変換※4

×

XPath

×

(凡例)

○:マッピングできます。

×:マッピングできません。または,マッピング線を引けますが,検証でエラーが発生します。

注※1

単純内容,複合内容,および属性については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.4 データ変換定義画面」を参照してください。

注※2

any要素はany要素またはノード一覧型カスタムファンクションとマッピングできます。any要素とany要素の間にノード一覧型カスタムファンクションを入れたマッピングができます。ノード一覧型カスタムファンクションとany要素の間にファンクションを入れたマッピングはできません。

注※3

anyAttribute属性はanyAttribute属性とだけマッピングできます。anyAttribute属性とanyAttribute属性の間にファンクションを入れたマッピングはできません。

注※4

出力基数は16進数,10進数,または2進数です。

ファンクションからファンクションへのマッピング(マッピング先が文字列系,数値系,ビット系)の対応を次に示します。

表7‒14 ファンクションからファンクションへのマッピング(マッピング先が文字列系,数値系,ビット系)

マッピング元※1

マッピング先

ファンクション

ファンクション

文字列系

数値系

ビット系

文字列連結

部分文字列取得

文字数取得

文字列調査

空白除去

数値フォーマット変換

数値演算

端数処理

総和

否定演算

論理演算

シフト演算

文字列系

文字列連結

×

部分文字列取得

×

文字数取得

×

×

×

×

文字列調査

×

×

×

×

空白除去

×

数値系

数値フォーマット変換

×

×

×

×

数値演算

×

×

×

×

端数処理

×

×

×

×

総和

×

×

×

×

ビット系

否定演算

×

×

×

×

論理演算

×

×

×

×

シフト演算

×

×

×

×

ノード系

ノード数取得

×

×

×

×

ノード名取得

×

×

×

×

ノード調査

×

×

×

×

制御系

くり返し

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

選択

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

その他

値置換え

×

基数変換(出力基数:2進数)

×

×

×

×

×

×

×

基数変換(出力基数:10進数)

×

×

×

×

基数変換(出力基数:16進数)

×

×

×

×

カスタム(文字列型)

×

カスタム(ノード一覧型)

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

定数

文字列

×

数値

×

×

×

×

論理値

×

×

×

×

特殊ノード

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

XPath

※2

(凡例)

○:マッピングできます。

×:マッピングできません。または,マッピング線を引けますが,検証でエラーが発生します。

注※1

マッピング元のファンクションにくり返しファンクションを1つでも指定した場合,ほかのマッピング元もすべてくり返しファンクションを指定してください。

また,マッピング元のファンクションにくり返しファンクション以外を指定した場合,ほかのマッピング元もすべてくり返しファンクション以外を指定してください。

注※2

XPathファンクションからは,総和ファンクションに対して代入線を引けますが,総和ファンクションのダイアログからは,接続元としてXPathファンクションを選択できません。

また,XPathファンクションに指定されたXPath式の型が,文字列などnode-set以外の場合は,マッピング定義の検証でエラーになります。

ファンクションからファンクションへのマッピング(マッピング先がノード系,制御系,その他)の対応を次に示します。

表7‒15 ファンクションからファンクションへのマッピング(マッピング先がノード系,制御系,その他)

マッピング元※1

マッピング先

ファンクション

ファンクション

ノード

制御

その他

ノード数取得

ノード名取得

ノード調査

くり返し※2

選択※3

値置換え

基数変換(入力基数:2進数)

基数変換(入力基数:10進数)

基数変換(入力基数:16進数)

カスタム(文字列型)

カスタム(ノード一覧型)

定数※4

XPath※5

文字列系

文字列連結

×

×

×

×

×

×

部分文字列取得

×

×

×

×

×

×

文字数取得

×

×

×

×

×

×

×

×

文字列調査

×

×

×

×

×

×

×

×

×

空白除去

×

×

×

×

×

×

数値系

数値フォーマット変換

×

×

×

×

×

×

×

×

×

数値演算

×

×

×

×

×

×

×

×

端数処理

×

×

×

×

×

×

×

×

総和

×

×

×

×

×

×

×

×

ビット系

否定演算

×

×

×

×

×

×

×

×

論理演算

×

×

×

×

×

×

×

×

シフト演算

×

×

×

×

×

×

×

×

ノード系

ノード数取得

×

×

×

×

×

×

×

×

ノード名取得

×

×

×

×

×

×

×

×

×

ノード調査

×

×

×

×

×

×

×

×

×

制御系

くり返し

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

選択

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

その他

値置換え

×

×

×

×

×

×

基数変換(出力基数:2進数)

×

×

×

×

×

×

×

×

基数変換(出力基数:10進数)

×

×

×

×

×

×

×

×

基数変換(出力基数:16進数)

×

×

×

×

×

×

×

×

カスタム(文字列型)

×

×

×

×

×

×

カスタム(ノード一覧型)

×

×

×

×

※6

×

×

×

×

※7

×

×

定数

文字列

×

×

×

×

×

×

数値

×

×

×

×

×

×

×

×

論理値

×

×

×

×

×

×

×

×

×

特殊ノード

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

XPath

※8※9

※8※9

※8※9

×

※9※10

※9

×

×

(凡例)

○:マッピングできます。

×:マッピングできません。または,マッピング線を引けますが,検証でエラーが発生します。

注※1

マッピング元のファンクションにくり返しファンクションを1つでも指定した場合,ほかのマッピング元もすべてくり返しファンクションを指定してください。

また,マッピング元のファンクションにくり返しファンクション以外を指定した場合,ほかのマッピング元もすべてくり返しファンクション以外を指定してください。

注※2

出力側のくり返しファンクションには,次の制限があります。

くり返しファンクションの入力が,そのくり返しファンクション内にある連携パス自身または,祖先ノード,子孫ノードの場合は接続できません。

注※3

出力側の選択ファンクションには,次の制限があります。

・選択ファンクションの入力にくり返しがすでに接続されている場合,入力にくり返し以外は接続できません。

・選択ファンクションの入力にくり返し以外がすでに接続されている場合,入力にくり返しは接続できません。

注※4

定数ファンクションには,次の制限があります。

変換先ノード,文字列連結ファンクション,数値演算ファンクション,論理演算ファンクション,選択ファンクション,カスタムファンクションの入力に定数ファンクションがすでに接続されている場合,入力に同一の定数ファンクションは接続できません。

注※5

XPathファンクションには,次の制限があります。

変換先ノード,文字列連結ファンクション,数値演算ファンクション,総和ファンクション,選択ファンクション,カスタムファンクションの入力に,XPathファンクションがすでに接続されている場合,入力に同一のXPathファンクションは接続できません。

注※6

選択ファンクションの出力先が属性の場合,検証でエラーが発生します。

注※7

文字列型カスタムファンクションの引数がString型の場合,マッピング線を引いても検証でエラーが発生します。

注※8

XPathファンクションからは,ノード系ファンクションに対して代入線を引けますが,ノード系ファンクションのダイアログからは,接続元としてXPathファンクションを選択できません。

注※9

XPathファンクションに指定されたXPath式の型が,文字列などnode-set以外の場合は,マッピング定義の検証でエラーになります。

注※10

文字列型カスタムファンクションの引数がObject型の場合,マッピング定義の検証でエラーになります。