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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


7.11.1 マッピング対象とマッピング対象外

マッピングでは,マッピング対象の要素(ノード)とマッピング対象外の要素(ノード)があります。変換元ノードおよび変換先ノードに,マッピング対象外の要素は指定できません。マッピング対象外の要素を次の表に示します。

表7‒10 マッピング対象外の要素

項目

内容

出現回数が1回に固定されていない,かつ名前が指定されていない要素(コンポジタ)

名前が指定されていないcomplexType要素の次の子要素(コンポジタ)のうち,出現回数が1回に固定されていない要素の子孫要素は,マッピング対象外とします。

  • sequence※1

  • choice

  • all

これらの要素(コンポジタ)は,#anonymous※2と表示されます。

再帰構造

再帰構造が定義されていた場合,再帰の開始要素だけを表示し,開始要素はマッピング対象外とします。

混在内容

混在内容であるmixed属性にtrueが指定されていた場合,要素間テキストはマッピング対象外とします。なお,要素間テキストは表示されません。

代替グループ

abstract属性にtrueを指定した要素はマッピング対象外とします。また,SubstitutionGroup属性の指定は無視されるため,SubstitutionGroup属性を指定した要素はスキーマツリービューアに表示されません。

2段階以上ネストしたunion要素またはlist要素

2段階以上ネストしたunion要素またはlist要素(union要素またはlist要素の属性がさらに定義されている)はマッピング対象外とします。

fixedが指定されている単純内容および属性の変換先ノード

fixedが指定されている単純内容および属性の変換先ノードはマッピング対象外とします。

注※1

要素(コンポジタ)下に単純内容要素が1つしか存在しない場合は除きます。

注※2

#anonymousについては,「7.2.3 電文フォーマット定義ファイル作成時の注意事項」を参照してください。