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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


7.8 マッピング定義をコピーする

データ変換定義画面でマッピングした内容は,マッピング定義として保存できます。保存したマッピング定義は,別のデータ変換定義を作成する際にコピーして利用できます。

マッピング定義のコピーを次の図に示します。

図7‒43 マッピング定義のコピー

[図データ]

マッピング定義は,マッピング情報ごとにコピーされます。マッピング情報とは,1つの変換先ノードと,そのノードからマッピング線をたどって取得できる変換元ノード,ファンクション,およびマッピング線のことです。

コピー元のマッピング定義ファイルを作成するときに使用したスキーマの種別(XSDファイルまたはFDXファイル)と,コピー先のスキーマの種別が異なる場合でも,マッピング定義をコピーできます。

マッピング定義をコピーする方法には,構造一致複製マッピングと要素名一致複製マッピングの2種類があります。構造一致複製マッピングは,コピー元とコピー先の要素名およびスキーマの構造が一致している場合に使用できる方法です。このため,マッピング定義のコピー先となるノードに,すでにマッピング線が接続されている場合,マッピング定義はコピーできません。要素名一致複製マッピングは,コピー元とコピー先の要素名が類似している場合に使用できる方法です。このため,構造一致複製マッピングとは異なり,スキーマの構造が異なっていてもコピーできます。それぞれのコピー方法については,「7.8.4 マッピング定義のコピー」で説明します。

〈この節の構成〉