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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


7.3.1 データ変換の定義手順

データ変換定義画面でデータ変換を定義する手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 新規にデータ変換を定義する場合

新規にデータ変換を定義する手順を次に示します。なお,データ変換定義画面を表示する方法によって,データ変換を定義する手順が異なります。また,データ変換を1対1で定義する場合と,N対1で定義する場合とで,表示される画面および手順が異なります。

(a) サービスアダプタ定義画面,またはビジネスプロセス定義画面のデータ変換アクティビティから表示する方法

  1. サービスアダプタ定義画面,またはビジネスプロセス定義画面のデータ変換アクティビティから,データ変換定義画面を表示します。

    データ変換定義画面が表示されたあと,[ルート要素選択]ダイアログが表示されます。

    データ変換定義画面の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.4 データ変換定義画面」を参照してください。[ルート要素選択]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.6.3 ルート要素選択ダイアログ」を参照してください。

  2. すべてのスキーマ論理名のルート要素を選択します。

    [OK]ボタンがクリックできる状態になります。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    変換元スキーマツリービューアおよび変換先スキーマツリービューアに,選択したルート要素のスキーマがツリー表示されます。

  4. マッピングします。

    マッピングについては,「7.4 マッピングする」を参照してください。

  5. データ変換定義画面の変換元スキーマツリービューア,マッピングビューア,または変換先スキーマツリービューアの適当な場所で右クリックして,[検証]を選択します。

    検証が実行されます。

注意事項

手順3.で[キャンセル]ボタンをクリックした場合,エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージが表示されたダイアログで[OK]ボタンをクリックすると,再度[ルート要素選択]ダイアログが表示されます。

データ変換アクティビティのマッピング定義からデータ変換定義を出力したい場合は,上記の手順に加えて,次に示す手順を実行することで実現できます。

  1. データ変換定義画面の適当な場所で右クリックして,[データ変換定義生成]を選択します。

    データ変換定義を保存するディレクトリおよびファイル名を指定するダイアログが表示されます。

  2. データ変換定義を保存するディレクトリおよびファイル名を指定して,[保存]ボタンをクリックします。

    検証が実行されます。

    検証に成功した場合は「データ変換定義を生成しました。」のメッセージダイアログが表示され,データ変換定義が保存されます。検証に失敗した場合はエラーメッセージのダイアログが表示されます。

(b) Eclipseのメニューから表示する場合

データ変換は,1対1,またはN対1で定義できます。それぞれの手順を次に示します。

1対1のデータ変換の場合
  1. Eclipseのメニューから,[ファイル]−[新規]−[その他]を選択します。

    ウィザードを選択するダイアログが表示されます。

  2. [HCSCTE マッピング定義]−[マッピング定義ファイル]を選択し,[次へ]ボタンをクリックします。

    [新規マッピング定義ファイル]ページが表示されます。

  3. マッピング定義ファイルを保存するディレクトリおよびマッピング定義ファイル名を入力し,[次へ]ボタンをクリックします。

    [変換元・変換先スキーマファイル設定]ページが表示されます。

  4. [1対1変換]ラジオボタンを選択し,変換元スキーマおよび変換先スキーマを選択して,[終了]ボタンをクリックします。

    データ変換定義画面にマッピング定義エディタが表示されたあと,[ルート要素選択]ダイアログが表示されます。データ変換定義画面の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.4 データ変換定義画面」を参照してください。[ルート要素選択]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.6.3 ルート要素選択ダイアログ」を参照してください。

  5. すべてのスキーマ論理名のルート要素を選択します。

    [OK]ボタンがクリックできる状態になります。

  6. [OK]ボタンをクリックします。

    変換元スキーマツリービューアおよび変換先スキーマツリービューアに,選択したルート要素のスキーマがツリー表示されます。

  7. マッピングします。

    マッピングについては,「7.4 マッピングする」を参照してください。

  8. データ変換定義画面の適当な場所で右クリックして,[データ変換定義生成]を選択します。

    データ変換定義を保存するディレクトリおよびファイル名を指定するダイアログが表示されます。

  9. データ変換定義を保存するディレクトリおよびファイル名を指定して,[保存]ボタンをクリックします。

    検証が実行され,データ変換定義ファイルが保存されます。

注意事項

手順6.で[キャンセル]ボタンをクリックした場合,エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージが表示されたダイアログで[OK]ボタンをクリックすると,再度[ルート要素選択]ダイアログが表示されます。

N対1のデータ変換の場合
  1. Eclipseのメニューから,[ファイル]−[新規]−[その他]を選択します。

    ウィザードを選択するダイアログが表示されます。

  2. [HCSCTE マッピング定義]−[マッピング定義ファイル]を選択し,[次へ]ボタンをクリックします。

    [新規マッピング定義ファイル]ページが表示されます。

  3. マッピング定義ファイルを保存するディレクトリおよびマッピング定義ファイル名を入力し,[次へ]ボタンをクリックします。

    [変換元・変換先スキーマファイル設定]ページが表示されます。

  4. [N対1変換]ラジオボタンを選択し,[追加]ボタンをクリックします。

    [変換元スキーマファイル設定]ダイアログが表示されます。

  5. 変換元スキーマおよびスキーマ論理名を指定して,[OK]ボタンをクリックします。

    [変換元・変換先スキーマファイル設定]ページの[変換元スキーマ]欄にファイルパスとスキーマ論理名が表示されます。

  6. 手順4〜手順5を繰り返して変換元スキーマを追加します。このとき,[N対1変換]ラジオボタンを再度選択する必要はありません。

  7. 変換元スキーマの追加が終わったら,変換先スキーマを選択して[終了]ボタンをクリックします。

    データ変換定義画面にマッピング定義エディタが表示されたあと,[ルート要素選択]ダイアログが表示されます。データ変換定義画面の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.4 データ変換定義画面」を参照してください。[ルート要素選択]ダイアログの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.6.3 ルート要素選択ダイアログ」を参照してください。

  8. すべてのスキーマ論理名のルート要素を選択します。

    [OK]ボタンがクリックできる状態になります。

  9. [OK]ボタンをクリックします。

    変換元スキーマツリービューアおよび変換先スキーマツリービューアに,選択したルート要素のスキーマがツリー表示されます。

  10. マッピングします。

    マッピングについては,「7.4 マッピングする」を参照してください。

  11. データ変換定義画面の適当な場所で右クリックして,[データ変換定義生成]を選択します。

    データ変換定義を保存するディレクトリおよびファイル名を指定するダイアログが表示されます。

  12. データ変換定義を保存するディレクトリおよびファイル名を指定して,[保存]ボタンをクリックします。

    検証が実行され,データ変換定義ファイルが保存されます。

注意事項

手順8.で[キャンセル]ボタンをクリックした場合,エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージが表示されたダイアログで[OK]ボタンをクリックすると,再度[ルート要素選択]ダイアログが表示されます。

(2) 定義済みのデータ変換を編集する場合

定義済みのデータ変換を編集する手順を次に示します。

  1. サービスアダプタ定義画面,またはビジネスプロセス定義画面のデータ変換アクティビティから,データ変換定義画面を表示します。

    定義済みの状態のデータ変換定義画面が表示されます。

    データ変換定義画面の詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.4 データ変換定義画面」を参照してください。

  2. 必要に応じてルート要素を変更します。

    ルート要素を変更する方法については,「(3) ルート要素を変更する場合」を参照してください。

  3. マッピングを編集します。

    マッピングについては,「7.4 マッピングする」を参照してください。

  4. データ変換定義画面の変換元スキーマツリービューア,マッピングビューア,または変換先スキーマツリービューアの適当な場所で右クリックして,[検証]を選択します。

    検証が実行されます。

(3) ルート要素を変更する場合

ルート要素は,ルート要素を選択してスキーマをツリー表示させたあとに,変更することができます。

ルート要素を変更する方法を次に示します。なお,ルート要素を変更する方法は,データ変換定義画面の表示方法によって異なります。また,マッピングを1対1で定義している場合と,N対1で定義している場合とで,表示される画面および手順が異なります。

注意事項

DBアダプタの定義の場合,変換元(DBアダプタ側)のルート要素は変更しないでください。ルート要素を変更した場合,エラーになります。

(a) サービスアダプタ定義画面,またはビジネスプロセス定義画面のデータ変換アクティビティからデータ変換定義画面を表示した場合

  1. 変換元スキーマツリービューアまたは変換先スキーマツリービューアのスキーマ論理名を右クリックして,[ルート要素選択]を選択します。

    [ルート要素選択]ダイアログが表示されます。

  2. スキーマ論理名のルート要素を変更します。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    変換元スキーマツリービューアおよび変換先スキーマツリービューアに,変更したルート要素のスキーマがツリー表示されます。

    変更前の状態でマッピングしていた場合,変更前の編集内容が破棄されることを知らせるダイアログが表示されます。変更前の編集内容を破棄して,新しく選択したルート要素のスキーマをツリー表示する場合は,[OK]ボタンをクリックします。

(b) Eclipseのメニューからデータ変換定義画面を表示した場合

1対1でマッピングを定義している場合と,N対1でマッピングを定義している場合のそれぞれの手順を次に示します。

1対1でマッピングを定義している場合
  1. 変換元スキーマツリービューアまたは変換先スキーマツリービューアのスキーマ論理名を右クリックして,[ルート要素選択]を選択します。

    [変換元・変換先スキーマファイル設定]ダイアログが表示されます。

  2. 変換元スキーマおよび変換先スキーマを選択します。

    [変換元・変換先スキーマファイル設定]ダイアログには,前回指定したファイルが設定されています。前回指定したファイルから変更しない場合,ファイルを設定し直す必要はありません。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    [ルート要素選択]ダイアログが表示されます。

  4. スキーマ論理名のルート要素を変更します。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    変換元スキーマツリービューアおよび変換先スキーマツリービューアに,変更したルート要素のスキーマがツリー表示されます。

    変更前の状態でマッピングしていた場合,変更前の編集内容が破棄されることを知らせるダイアログが表示されます。変更前の編集内容を破棄して,新しく選択したルート要素のスキーマをツリー表示する場合は,[OK]ボタンをクリックします。

N対1でマッピングを定義している場合
  1. 変換元スキーマツリービューアまたは変換先スキーマツリービューアのスキーマ論理名を右クリックして,[ルート要素選択]を選択します。

    N対1用の[変換元・変換先スキーマファイル設定]ダイアログが表示されます。

    [変換元・変換先スキーマファイル設定]ダイアログには,前回指定したファイルが設定されています。前回指定したファイルから変更しない場合,ファイルを設定し直す必要はありません。

  2. 編集したい変換元スキーマを選択し[編集]ボタンをクリックします。

    [変換元スキーマファイル設定]ダイアログが表示されます。

  3. 変換元スキーマを選択して[OK]ボタンをクリックします。

    [変換元・変換先スキーマファイル設定]ダイアログの[変換元スキーマ欄]に変更後のファイルパスとスキーマ論理名が表示されます。

  4. 変換元スキーマの変更が終わったら,変換先スキーマを選択します。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    [ルート要素選択]ダイアログが表示されます。

  6. スキーマ論理名のルート要素を変更します。

  7. [OK]ボタンをクリックします。

    変換元スキーマツリービューアおよび変換先スキーマツリービューアに,変更したルート要素のスキーマがツリー表示されます。

    変更前の状態でマッピングしていた場合,変更前の編集内容が破棄されることを知らせるダイアログが表示されます。変更前の編集内容を破棄して,新しく選択したルート要素のスキーマをツリー表示する場合は,[OK]ボタンをクリックします。