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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


4.6 バイナリフォーマット定義ファイルからXMLスキーマファイルの生成

cscfdx2xsdコマンドを使用すると,バイナリフォーマット定義ファイルからXMLスキーマファイルを生成できます。バイナリデータを同じ構造のXMLデータへ変換定義する場合に,このコマンドを使用すると変換先のXMLスキーマファイルを容易に作成できます。

cscfdx2xsdコマンドの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscfdx2xsd(バイナリフォーマット定義ファイルからXMLフォーマット定義ファイルの生成)」を参照してください。

次にcscfdx2xsdコマンドを活用する例として,バイナリデータを読み込むファイルアダプタの定義の流れを示します。

  1. バイナリフォーマット定義ファイルの作成

    ウィザードを利用してバイナリフォーマット定義ファイルを作成します。

    バイナリフォーマット定義ファイルの作成方法については,「4.4 電文フォーマット(バイナリフォーマット定義ファイル)の作成方法」を参照してください。

  2. XMLフォーマット定義ファイルの作成

    作成したバイナリフォーマット定義ファイルを基に,cscfdx2xsdコマンドを実行し,XMLスキーマファイルを生成します。コマンドでバイナリデータを同じ構造のXMLデータへ変換すると,XMLスキーマ定義をエディタで作成する必要がなくなります。

  3. ビジネスプロセス・サービスアダプタの定義

    ウィザードを利用して,作成したバイナリフォーマット定義の設定,コマンドで生成したXMLスキーマ定義の設定,およびデータ変換の定義を作成します。

    ビジネスプロセスの定義については,「5. ビジネスプロセスの定義」を参照してください。

    サービスアダプタの定義については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編」の「3. サービスアダプタの定義」を参照してください。データ変換定義については,「7. データ変換の定義」を参照してください。