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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説


付録B.3 データ変換機能のエミュレーション

サービスプラットフォームでは,データ変換機能を,HCSCサーバおよびアプリケーションサーバを構築しなくても実行できるエミュレーション機能を提供しています。

ここでは,エミュレーション機能として提供している次のコマンドについて説明します。

〈この項の構成〉

(1) csctransformコマンド

サービスプラットフォームのデータ変換処理をエミュレーションするコマンドです。

ビジネスプロセスのデータ変換アクティビティおよび,データ変換APIの処理と同等の機能を実現します。入出力データがバイナリ形式データの場合,バイナリパース処理も同時に行います。

csctransformコマンドの使い方については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csctransform(データ変換のテスト)」を参照してください。

(2) cscbinaryparseコマンド

バイナリパース処理をエミュレーションするコマンドです。

バイナリ形式データと,中間形式のデータとの相互変換を行います。データ変換処理内で行われるバイナリパース処理と同等の機能を実現します。

cscbinaryparseコマンドの使い方については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscbinaryparse(DOMとバイナリデータの相互変換)」を参照してください。

(3) cscjsonxmlconvコマンド

JSON形式のデータとXML形式のデータの変換をエミュレーションするコマンドです。

次の受付やアダプタのJSON-XML変換処理,およびJSON-XML変換APIと同等の機能を実現します。

cscjsonxmlconvコマンドの使い方については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscjsonxmlconv(JSON形式データとXML形式データの相互変換)」を参照してください。