9.3.1 ファイルイベント連携の設定の流れ
ファイルイベント連携を使用する場合の流れを次の図に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) ファイル監視機能の有効化
ファイル監視機能は,HCSCサーバランタイム定義ファイルのfileevent-reception.monitored-file.enabledプロパティにtrueを設定することによって有効になります。
サーバランタイム定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.5.6 HCSCサーバランタイム定義ファイル」を参照してください。
(2) ファイル開始遅延時間の設計
ファイル監視は,HCSCサーバランタイム定義ファイルのfileevent-reception.monitor-starting.delayプロパティに指定している開始遅延時間が経過したあとに,開始されます。そのため,fileevent-reception. monitor-starting.delayプロパティには,HCSCサーバの起動に掛かる時間(起動コマンドを実行してから返るまでの時間)より大きな値を設定してください。HCSCサーバの起動中に開始遅延時間が経過した場合は,条件に一致するファイルが検知されない場合があります。
サーバランタイム定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.5.6 HCSCサーバランタイム定義ファイル」を参照してください。
(3) ファイル連携機能で使用するフォルダおよびファイルの設計
ファイルイベント連携機能を使用する際に,設計が必要なフォルダおよびファイルがあります。
詳細については,「9.3.2 ファイルイベント連携機能で設計が必要な項目」を参照してください。
(4) ファイルイベント連携時に使用するファイルの作成
ファイルイベント連携時は,次のファイルを作成する必要があります。
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更新完了通知ファイル
詳細については,「9.3.4(1) 更新完了通知ファイルの作成」を参照してください。
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取得対象ファイル
詳細については,「9.3.4(2) 取得対象ファイルの作成」を参照してください。