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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説


8.7.12 ファイル書き込みオペレーション

ここでは,ファイル書き込みオペレーションでサポートする機能やファイル形式について説明します。

〈この項の構成〉

(1) ファイル書き込みオペレーションの機能概要

ファイル書き込みオペレーションは,他サービスから取得したデータを,作業フォルダ(または共通フォルダ)に書き込みます。

ファイル書き込みオペレーションの処理の概要について,次の図に示します。

図8‒57 ファイル書き込みオペレーションの処理

[図データ]

(2) 要求電文のヘッダを省略した場合の動作

要求電文のヘッダを省略した場合,ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイルの指定に従って,ファイルを出力します。ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイルには,共通フォルダだけ指定できます。

表8‒32 ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイルで設定するプロパティ

プロパティのキー名称

説明

write.output-folder-name

output-folder-nameタグの値の代わりとなります。作業フォルダには出力できないため,common属性の設定は指定できません。

write.output-file-name

output-file-nameタグの値の代わりとなります。

write.output-mode

output-modeの値の代わりとなります。省略時はnewを仮定します。

write.output-file-validation

output-file-validationタグの値の代わりとなります。省略時はOFFを仮定します。

ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.8.8 ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイル」を参照してください。

なお,ヘッダが指定されている場合は,ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイルの指定は参照されません。

ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイルを参照した場合,次のどれかのときはエラーメッセージ(KDEC80161-E)が出力されます。

(3) ファイル書き込みオペレーションの注意事項

ファイル書き込みオペレーションの注意事項を次に示します。