8.7.7 ファイル圧縮オペレーション
ここでは,ファイル圧縮オペレーションでサポートする機能やファイル形式について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) ファイル圧縮オペレーションの機能概要
ファイル圧縮オペレーションは,作業フォルダまたは共通フォルダから圧縮元の入力ファイルを読み込み,圧縮後の出力ファイルを作業フォルダまたは共通フォルダに書き込みます。
ファイル圧縮オペレーションの処理の概要について,次の図に示します。
(2) サポートするファイル形式
ファイル圧縮オペレーションでサポートするファイル形式を次に示します。なお,ディレクトリの圧縮はサポートしていません。入力ファイルにディレクトリを指定した場合,エラーメッセージ(KDEC80035-E)が出力され,ファイル圧縮オペレーションが中止されます。
ファイル形式 |
入力ファイル |
出力ファイル |
---|---|---|
ZIP形式※ |
○ |
○ |
上記以外 |
○ |
× |
ファイル圧縮オペレーションを使用する際の,入出力ファイルに関する制限事項を次に示します。
項目 |
制限事項 |
---|---|
入力ファイル名 |
次に示す半角の英数字と記号だけが使用できます。
なお,サブフォルダ名については,上記の制限はありません。 |
出力ファイルのエントリ名 |
制限事項は入力ファイル名と同様です。 |
入力ファイル数 |
入力ファイル数は1〜999の範囲で指定できます。これを満たさない場合の動作は保証しません。 単一の入力元フォルダに存在する複数の入力ファイルを圧縮できますが,複数の入力元フォルダを指定することはできません。 |
入力ファイルのファイルサイズ |
入力ファイルの最大ファイルサイズの初期値は4GBです。 入力ファイルの最大ファイルサイズを設定するには,ファイルの圧縮を打ち切る入力ファイルのサイズのパラメタ(ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイルのcompress.inputfile.limitsize)を指定してください。 |
出力ファイルのファイルサイズ |
出力ファイルの最大ファイルサイズの初期値は4GBです。 出力ファイルの最大ファイルサイズを設定するには,ファイルの圧縮を打ち切る出力ファイルのサイズのパラメタ(ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイルのcompress.outputfile.limitsize)を指定してください。 |
ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.8.8 ファイル操作アダプタ実行環境プロパティファイル」を参照してください。