Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus HTTP Server


4.2.1 ログの種類

ログの種類を次に示します。

表4‒1 ログの種類

ログの種類

指定するディレクティブ

機能

アクセスログ

TransferLog

  • デフォルトフォーマットのログを採取します。

  • rotatelogsプログラムまたはrotatelogs2プログラムを使用して,定期的または定量的に分割できます。

  • LogFormatディレクティブでフォーマットを変更できます。

CustomLog

  • カスタマイズしたフォーマットでログを採取します。

  • rotatelogsプログラムまたはrotatelogs2プログラムを使用して,定期的または定量的に分割できます。

  • LogFormatディレクティブで定義したフォーマットをCustomLogディレクティブに指定できます。

エラーログ

ErrorLog

  • エラー発生時のメッセージのログを採取します。

  • rotatelogsプログラムまたはrotatelogs2プログラムを使用して,定期的または定量的に分割できます。

  • LogLevelディレクティブで,採取するログのレベルを指定できます。

  • HWSRequestLogディレクティブを指定していない場合に,モジュールトレースを採取できます。

    モジュールトレースの詳細については「4.2.6 モジュールトレースの採取」を参照してください。

ScriptLog

  • CGIスクリプトのエラーログを採取します。

リクエストログ

HWSRequestLog

  • リクエストログを採取します。リクエストログとして,次のトレースを採取できます。

    モジュールトレース

    モジュールの各関数の実行時およびCGIプログラムの実行時に採取されるトレースです。モジュールトレースの詳細については「4.2.6 モジュールトレースの採取」を参照してください。

    リクエストトレース

    リクエスト処理開始時や完了時などで採取されるトレースです。リクエストトレースの詳細については「4.2.7 リクエストトレースの採取」を参照してください。

    I/Oフィルタトレース

    モジュールが実装している入出力フィルタ関数の実行時に採取されるトレースです。I/Oフィルタトレースの詳細については「4.2.8 I/Oフィルタトレースの採取」を参照してください。

    プロキシトレース

    リバースプロキシ機能を使用している場合に,リバースプロキシの処理状況を把握するためのトレースです。プロキシトレースの詳細については「4.2.9 プロキシトレースの採取」を参照してください。

  • rotatelogsプログラムまたはrotatelogs2プログラムを使用して,定期的または定量的に分割できます。

プロセスIDログ

PidFile

  • 制御プロセスIDのログを採取します。

イベントログ

なし

  • サービスから起動する際に発生するエラーを記録します(Windows版)。

内部トレース

HWSTraceLogFile

  • 共有メモリのトレース情報を出力します。

共有メモリIDログ

HWSTraceIdFile

  • 共有メモリIDを格納します。

コアファイル

CoreDumpDirectory

  • HTTP Server障害発生時のコアダンプの出力先を指定します(UNIX版)。

WebSocketログ

HWSWebSocketLog

  • WebSocket通信でのログを採取します。

  • rotatelogsプログラムまたはrotatelogs2プログラムを使用して,定期的または定量的に分割できます。

注※

OSでコアファイルを出力する設定を行った場合に出力されます。

設定方法については各OSのマニュアルを参照してください。

アクセスログ,エラーログ,リクエストログのサイズが2GBを超えた場合,HTTP Serverが異常終了したり,再起動できなかったりする場合があります。定期的にログファイルを退避するか,「4.2.3 ログを分割する(rotatelogsプログラム)」や「4.2.4 ログファイルをラップアラウンドさせて使用する(rotatelogs2プログラム)」を参照して,ログファイルのサイズが2GBを超えないように設定してください。