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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド


4.2 データベースと接続するための設定

データベースと接続するために,DB Connectorの設定をします。DB Connectorはデータベースと接続するためのリソースアダプタです。

ここで説明するDB Connectorを使用したデータベースへの接続とは,JDBCインタフェースを使用してデータベースのテーブルだけにアクセスすることです。

JMSインタフェースを使用してキューにアクセスする場合は,DB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingを使用してデータベースに接続します。詳細は,マニュアル「Reliable Messaging」を参照してください。

DB Connectorの設定をするには,あらかじめ使用するデータベースの環境を設定しておいてください。また,使用するDB Connectorの種類に応じて,HiRDB Type4 JDBC Driver,Oracle JDBC Thin Driver,またはSQL Server JDBC Driverの設定も必要です。

DB Connectorの設定は次の手順で実施します。

  1. DB Connectorをインポートします。

  2. プロパティを定義します。

  3. DB Connectorをデプロイします。

    デプロイとは,DB ConnectorをJ2EEサーバに共有スタンドアロンモジュール(J2EEリソースアダプタ)として配備することです。

  4. 接続を確認します。

    正しく接続できるかどうかは,接続テストによって確認できます。

デプロイしたDB Connectorは,J2EEアプリケーションのプロパティ設定で,リソースアダプタのリファレンスを解決する必要があります。詳細については,「9.3.3 リソースアダプタのリファレンス定義」を参照してください。

参考

DB Connectorのプロパティを新規に設定する場合,Component Containerが提供しているテンプレートファイルが利用できます。

Connector属性ファイルのテンプレートファイルは,次に示すディレクトリに格納されています。

  • Windowsの場合

    <Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\admin\templates\

  • UNIXの場合

    /opt/Cosminexus/CC/admin/templates/

このテンプレートファイルを使用すると,DB Connectorをインポートする前に,Connector属性ファイルを編集しておくことができます。テンプレートファイルはコピーして使用してください。

Connector属性ファイルのテンプレートファイル名については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1.13 Connector属性ファイルのテンプレートファイル」を参照してください。

なお,すでにプロパティが設定されているDB Connectorのプロパティを変更する場合は,テンプレートファイルは使用しないでください。インポートしたDB ConnectorのConnector属性を取得して,Connector属性ファイルを編集してください。

〈この節の構成〉