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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


10.10 論理サーバの設定情報の再読み込みおよび配布

バージョンアップ前の環境で使用していた設定を引き継ぐため,論理サーバの設定情報の再読み込みが必要です。この作業を行わないと,バージョンアップ前の論理J2EEサーバの設定が失われることがあります。

Management Serverを使用している場合,移行後にManagement Serverを最初に起動したときに,運用管理ドメインに構成定義された既存の論理J2EEサーバに対して,接続先ホストから設定情報の読み込みを実施する必要があります。移行の手順中で,既存の論理J2EEサーバの設定ファイルの内容が自動的に変更されるためです。

読み込みを実施したあと,設定情報の配布も実施してください。読み込みを実施したときにワーニングメッセージが出力され,配布ステータスが空白になった場合には,ワーニングメッセージに従って設定情報を見直してから配布してください。また,配布ステータスが空白以外の場合には,そのまま配布を実施してください。

設定情報の読み込みは,Management Serverの運用管理ポータルの論理サーバごとの[サーバの設定読み込み]画面で実施できます。「論理サーバの環境設定」については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「10.8.28 論理J2EEサーバの設定読み込み」を参照してください。

注意事項
  • 設定情報の読み込みを実施したあと,Management Serverの運用管理ポータルの[設定情報の配布]画面,またはSmart Composer機能のcmx_build_systemコマンドで,設定情報の配布を実施してください。[設定情報の配布]画面で設定情報の読み込みを実施した際にワーニングメッセージが出力されて,ステータスに「空白」が表示された場合は,ワーニングメッセージに従って設定情報を見直してから配布してください。Smart Composer機能で設定情報の配布を実施すると,論理J2EEサーバだけでなく論理Webサーバの設定情報も配布されます。設定情報が未配布の論理サーバだけを配布したい場合は,-sdオプションを指定してcmx_build_systemコマンドを実行してください。[設定情報の配布]画面については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「10.10.1 設定情報の配布」を参照してください。また,cmx_build_systemコマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cmx_build_system(Webシステムの構築)」を参照してください。