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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド


10.10.1 設定情報の配布

[設定情報の配布]画面を次の図に示します。

図10‒53 [設定情報の配布]画面

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 機能概要

設定した情報を各サーバに配布します。

また,論理J2EEサーバで[起動パラメタの設定]画面の次の個所に設定がある場合は,それぞれのファイルを作成します。

注※

UNIXの場合は,作成されるファイルのパーミッションは,運用管理エージェントのumaskの設定に依存し,ファイルの所有者(owner)およびグループ(group)は次の内容に従って作成します。

  • AIXの場合:root/system

  • Linuxの場合:root/root

(2) 表示手順

  1. 運用管理ポータルで[論理サーバの環境設定]アンカーをクリックします。

  2. ツリーペインで任意のノードを選択します。ルートノードを除いたボディペインを持つすべてのノードから選択できます。

    選択したノードの画面が表示されます。

  3. ボディペインで[設定情報の配布]アンカーをクリックします。

  4. [配布]タブをクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

すべてのサーバに配布する場合

  1. [全て配布]ボタンをクリックします。

    「配布」のチェックの有無に関係なく表示されているすべてのサーバに,設定した情報が配布されます。

    エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[全て配布]ボタンをクリックします。

特定のサーバに配布する場合

  1. 設定した情報を配布したいサーバの「配布」をチェックします。

  2. [選択して配布]ボタンをクリックします。

    チェックしたサーバに,設定した情報が配布されます。

    エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[選択して配布]ボタンをクリックします。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

ステータス

設定ファイルの状態を示します。

  • 空欄

    ノードを追加したあと,環境設定情報が反映されていない状態,または配布や読み込みを実施後,環境設定機能で情報を変更している状態を示します(各ホストのサーバに設定情報が反映されていない状態)。

  • 配布済

    設定ファイルの配布に成功した場合に表示されます。

  • 失敗

    設定ファイルの配布に失敗した場合に表示されます。ログの表示画面を参照して原因を取り除いたあと,再度実行してください。

  • 配布中

    設定ファイルの配布中の状態を示します。

配布

[選択して配布]ボタンをクリックしたときに,この欄がチェックされていると,該当サーバにファイルが配布されます。

設定ファイルが配布済みの場合でも,強制配布できます。配布先ホストの定義情報をテストなどで直接変更している場合に,Management Serverと情報を合わせる場合に使用します。

論理サーバ名

論理サーバ名が表示されます。

ホスト名

論理サーバが稼働するホスト名が表示されます。

[全て配布]ボタン

「配布」のチェックの有無に関係なく,表示されているすべてのサーバに配布します。

[選択して配布]ボタン

「配布」がチェックされているサーバに配布します。

設定ファイルは,非同期で配布されます。そのため,状態を監視したい場合は,更新時間間隔を設定してください。

(5) 注意事項