Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


19.5.7 LANの状態設定

HAモニタのLANの状態設定ファイルで,LANアダプタのIPアドレスなどを指定してHAモニタでのLANの切り替えについて定義します。

次のファイルにエイリアスIPアドレスを設定してください。

<サーバ識別名>には,サーバ対応の環境設定(serversファイル)のaliasの値を指定してください。

実行系および待機系で,それぞれLANの状態設定ファイルを作成してください。

実行系(N台)

エイリアスIPアドレスを設定・削除するスクリプトを作成します。ホストごとにエイリアスIPアドレスに合わせて設定してください。

待機系(リカバリ専用1台)

N台の実行系ホストの.upファイルと.downファイルを用意します。論理ネットワークデバイスは,N台の実行系ホストごとにユニークな値を指定してください。

LANの状態設定の詳細については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。

Linuxの場合のファイルの作成例を次に示します。このほかのOSの場合の作成例については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。

<サーバの識別名>.upファイルの例

#!/bin/sh
/sbin/ifconfig eth0:1 inet 172.16.12.31 \
                          netmask 255.255.255.0 broadcast 10.209.112.255 up
/sbin/arping -U -c 2 -I eth0 172.16.12.31

<サーバの識別名>.downファイルの例

#!/bin/sh
/sbin/ifconfig eth0:1 down