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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


17.4.5 アプリケーションサーバの設定

アプリケーションサーバの設定では,運用管理ポータル,クラスタアドミニストレータなどを使用してアプリケーションサーバをクラスタ構成に配置します。また,論理サーバをセットアップして設定情報を配布し,J2EEサーバにJ2EEアプリケーションとリソースアダプタをインポートします。アプリケーションサーバの設定手順を次に示します。

  1. 運用管理サーバを起動します。

    運用管理サーバの起動方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「4.1.1 システムの起動手順」およびマニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「4.1.2 システムの起動方法」を参照してください。

  2. Node1で,リソースグループClusterAをオンラインにします。

  3. 運用管理ポータルで,J2EEサーバをセットアップします。

    「運用管理ドメインの構成定義」の[セットアップ]画面で,J2EEサーバをセットアップします。運用管理ポータルでの操作手順および画面の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」を参照してください。

  4. 運用管理ポータルで,J2EEサーバに設定した情報をNode1に配布します。

    「論理サーバの環境設定」の[設定情報の配布]画面で,J2EEサーバに設定した情報をNode1に配布します。

  5. サーバ管理コマンドを使用して,Node1のJ2EEサーバにJ2EEアプリケーションとリソースアダプタをインポートします。また,インポートしたJ2EEアプリケーションとリソースアダプタを設定および開始します。

    J2EEアプリケーションの設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.29 業務アプリケーションを設定して開始する(CUI利用時)」,リソースアダプタの設定については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の次の個所を参照してください。

    また,サーバ管理コマンドでの操作については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「3. サーバ管理コマンドの基本操作」を参照してください。

    なお,J2EEサーバおよびその前提プロセスを起動してからサーバ管理コマンドを実行してください。また,サーバ管理コマンドでの操作が終わったら,サーバ管理コマンドを停止させてください。

  6. クラスタアドミニストレータで,リソースグループClusterAに対して「グループの移動」を実行して系を切り替え,リソースの所有者をNode2に変更します。

  7. Node2で,手順3.〜手順5.を実施します。

  8. クラスタアドミニストレータで,リソースグループClusterAに対して「グループの移動」を実行して系を切り替え,リソースの所有者をNode1に戻します。