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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


14.3.1 mngsvrutilコマンドの実行環境の設定

JP1/AJSと連携してアプリケーションサーバシステムの運用を自動化する場合,論理サーバやJ2EEアプリケーションの実行には,Management Serverの運用管理コマンドであるmngsvrutilコマンドを利用します。mngsvrutilコマンドの実行環境は,mngsvrutilコマンドのクライアント側定義ファイル(.mngsvrutilrc)に設定します。

アプリケーションサーバの運用管理サーバで,JP1/Baseのユーザマッピングで設定したOSユーザ(JP1/AJSがmngsvrutilコマンドを起動するときのOSユーザ)のホームディレクトリに,クライアント側定義ファイルを作成して,次のパラメタを指定します。

Windowsの場合,アプリケーションサーバのカスタムジョブを利用して,論理サーバやJ2EEアプリケーションを実行する場合は,これら以外のパラメタの指定は無効になります。

クライアント側定義ファイルは,mngsvrutilコマンドのオプションのデフォルト値を設定するファイルです。

なお,mngsvrutilコマンドの実行環境を変更したい場合は,Management Serverの運用管理コマンドであるmngsvrutilコマンドのサーバ側定義ファイル(mngsvrutil.properties)で変更します。

ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.2.15 mngsvrutil.properties(mngsvrutilコマンドのサーバ側定義ファイル)」を参照してください。

参考

クライアント側定義ファイルはクライアントごとに個別のデフォルト値を設定する場合に使用します。すべてのクライアント共通のデフォルト値を設定したい場合は,クライアント側共通設定ファイル(mngsvrutilcl.properties)を使用してください。なお,両方のファイルを使用している場合は,クライアント側定義ファイルが適用されます。クライアント側共通設定ファイルは読み込まれません。