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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編


8.2 運用管理コマンドによる稼働情報の出力の概要

Management Serverの運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して稼働情報を出力できます。稼働情報は,運用管理ドメイン単位でファイルに出力して確認できます。ファイルの形式は,CSV形式またはSNMP連携用形式です。

SNMP連携用形式のファイルは,SNMP Manager製品と連携する場合に使用できます。これらの製品で使用する場合は,SNMP連携用形式のファイルを,JP1/Cm2/ESAなどを使用してMIBオブジェクトに変換して使用します。

注※

JP1/Cm2/ESAはUNIXの場合に使用します。

稼働情報のファイルへの出力の流れを次の図に示します。なお,稼働情報をMIBオブジェクトに変換する場合は,アプリケーションサーバで提供する拡張MIBオブジェクト定義ファイルを使用します。

図8‒1 稼働情報のファイルへの出力の流れ

[図データ]

参考

なお,運用管理エージェントおよびManagement Serverの稼働状況については,運用管理コマンドまたはadminagentcheckコマンドを使用して確認できます。

ポイント

稼働情報の監視を行う場合,通常の運用では,稼働情報ファイルを使用した稼働監視を行ってください。稼働情報ファイルで取得できる情報より詳細な情報を取得したい場合だけ,運用管理コマンドを使用した稼働情報の監視を行ってください。稼働情報ファイルを使用した稼働情報の監視は,「3.2 稼働情報収集機能の概要」を参照してください。