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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


11.9 ジョブリポジトリ自動生成の設定

アプリケーションの開発用途に限り,ジョブリポジトリの自動生成機能を使用できます。ただし,次の条件を満たす必要があります。

ジョブリポジトリの生成方法は,次のプロパティで自動または手動に切り替えることができます。

ejbserver.javaee.batch.jobRepository.autoCreate.enabled

このプロパティのデフォルトはfalseです。trueを設定するとgetJobOperatorメソッドの呼び出し時に「11.10.1 Java Batchのデータベーステーブル」のジョブリポジトリが自動生成されます。

ジョブリポジトリとejbserver.javaee.batch.jobRepository.autoCreate.enabledプロパティの組み合わせを次の表に示します。

表11‒5 ジョブリポジトリとejbserver.javaee.batch.jobRepository.autoCreate.enabledプロパティの組み合わせ

ジョブリポジトリ

ejbserver.javaee.batch.jobRepository.autoCreate.enabled

true

false

存在する

新たにジョブリポジトリの作成は行われません。存在するジョブリポジトリが使用されます。

存在するジョブリポジトリが使用されます。

存在しない

ジョブリポジトリが作成され,作成されたジョブリポジトリが使用されます。

ジョブリポジトリの作成に失敗した場合は次の動作をします。

  • JTAトランザクションが開始されている場合

    KDJE60518-Eをメッセージログに出力し,java.sql.SQLNonTransientExceptionを原因とするjava.util.ServiceConfigurationErrorをスローします。

  • JTAトランザクションが開始されていない場合

    java.sql.SQLExceptionをスローします。

getJobOperatorメソッドの呼び出し時にKDJE60517-Eをメッセージログに出力し,java.sql.SQLNonTransientExceptionを原因とするjava.util.ServiceConfigurationErrorをスローします。

注※

ジョブリポジトリの作成に失敗し,テーブルなどが残存している場合は,「11.10.2 HiRDB用のSQLファイル」のDROP文を実行し,テーブルをクリアしたあとに,ジョブリポジトリを作成してください。