8.4.1 ローカルインタフェースを使用する
アプリケーション開発時に,J2EE標準仕様に準拠したローカルインタフェースを使用する方法です。
ローカルインタフェースは,Enterprise Beanの呼び出しを通常の同一スレッドのメソッド呼び出しとして実行する機能です。J2EEの標準機能なので,ポータビリティがあります。ただし,クライアント側,サーバ側の両方でローカル呼び出し専用のローカルインタフェースを使用したプログラムを作成する必要があるため,位置透過性はなくなります。
なお,ローカルインタフェースは,参照渡しによる呼び出しになります。また,同一J2EEサーバ内であっても,異なるJ2EEアプリケーション間での呼び出しには適用できません。