1.6.30 シフト演算ダイアログ
[シフト演算]ダイアログでは,シフト演算の対象となる変換元ノードまたはファンクションを指定します。
次のどちらかの操作をした場合に表示されます。
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シフト演算ファンクションを右クリックし,[設定]を選択する
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シフト演算ファンクションをダブルクリックする
[シフト演算]ダイアログを次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 表示項目
- [ファンクション名]
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ファンクション名を表示します。任意の名称に変更する場合は,64文字以内で指定してください。使用できる文字は,XMLSchemaのNCName定義文字です。
- [入力]
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シフト演算の対象としたいノードが含まれているノードを指定します。すでにノードとシフト演算ファンクションがマッピングされている場合,そのノードが表示されます。
[入力]での表示形式については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「7.4.6 マッピング元の表示形式」を参照してください。
- [ノード選択]ボタン
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[ノード選択]ダイアログが表示されます。[入力]にシフト演算の対象としたいノードを指定する場合にクリックします。
[ノード選択]ダイアログについては,「1.6.8 ノード選択ダイアログ(データ変換)」を参照してください。
- [ノード条件設定]ボタン
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[ノード条件設定]ダイアログが表示されます。ノードに条件を設定して,その条件を満たすノードだけマッピングさせる場合にクリックします。
[ノード条件設定]ダイアログについては,「1.6.11 ノード条件設定ダイアログ」を参照してください。また,変換元ノードに条件を設定する方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「7.7 ノード条件を設定する」を参照してください。
- [ファンクション選択]ボタン
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[ファンクション選択]ダイアログが表示されます。[入力]に論理演算の対象としたいファンクションを指定する場合にクリックします。
[ファンクション選択]ダイアログについては,「1.6.9 ファンクション選択ダイアログ」を参照してください。
- [詳細]
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シフト演算ファンクションの詳細項目を設定します。
- [シフト量]
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シフトするビット数を指定します。指定できるビット数は0から64までです。
- [出力サイズ]
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出力する範囲を指定します。指定したサイズ分,下位ビットから取得します。指定できるビット数は1から64までです。
- [シフト方向]
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シフト方向として[左]ラジオボタンまたは[右]ラジオボタンを指定します。
- [シフト種別]
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シフト方向が[右]の場合にシフト方法を次のどちらかで指定します。
- [算術シフト]ラジオボタン
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最上位のビット(符号ビット)はシフト対象にならないで保持されます。
- [論理シフト]ラジオボタン
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最上位のビット(符号ビット)はシフト対象になります。また,シフトによって空いたビットには「0」が補完されます。
左シフトの場合は,算術シフトと論理シフトの結果が同じ値になるため,シフト種別の設定は不要です。
シフトごとの仕様を次に示します。
ビットの種類
左シフト
右シフト
算術シフト
論理シフト
符号ビットのシフト
シフトする
シフトしない
シフトする
出力サイズ未満の空きビット
"0"で埋める
符号ビットで埋める
"0"で埋める
シフト時の空きビット
"0"で埋める
符号ビットで埋める
"0"で埋める
- [OK]ボタン
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設定した内容を有効にして,ダイアログを閉じます。
- [キャンセル]ボタン
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設定した内容を無効にして,ダイアログを閉じます。
(2) このダイアログでできる内容
[シフト演算]ダイアログでは,シフト演算ファンクションを設定できます。シフト演算ファンクションの設定方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「7.5 ファンクションを使用した値またはノードの加工」を参照してください。